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富士フイルム、インクジェット方式のミニラボを国内初導入


フロンティアドライミニラボDL410
 富士フイルムは、インクジェット方式の「フロンティアドライミニラボDL410」を10月に発売する。価格は未定。

 富士フイルムは、主にレーザー露光方式の「フロンティア」シリーズを長らく展開しており、インクジェト方式のミニラボを国内発売するのは初めて。なお、国内ではエプソンとノーリツ鋼機がすでにドライミニラボを発表している。

 ただしレーザー露光方式からの方針転換を行なうわけではなく、今回の新製品はあくまでも小規模スペースでの運用や、大量の処理枚数を必要としない業態での利用を想定しているという。導入コストはレーザー露光方式より安くなり、ランニングコストは若干高くなる見込み。

 ピエゾによるインクジェット方式を採用し、処理能力はLサイズで約750枚/時、六切相当(203×254mm)で約280枚/時。印刷解像度は720×720dpiとなっている。

 メンテナンスは、インクカートリッジの交換とペーパーの補充のみ。インクカートリッジはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色で、各500ml。化学薬品を使用せずに運用でき、設置時に水まわりを気にする必要がない。設置床面積は約0.5平方m、設置スペースは約2.4平方m。

 独自の画像処理ソフト「Image Inteligence」を搭載し、逆光シーンや露光アンダー/オーバーシーンでも、自動的に最適な画像処理を行なうという。

 専用ペーパー「FUJIFILM Quality Dry Photo Paper」を使用。L、KG、2L、A4相当、六切相当、四切相当の各サイズに対応する。半光沢と光沢をラインナップ。

 出力機のほか、デジタルイメージングコントローラー(システムコントローラー)、MSソフトウェア、RIPパソコンが必要となる。フィルムスキャナー、店頭受付機などもシステム構成として選択できる。



URL
  富士フイルム
  http://www.fujifilm.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0223.html


( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/02 15:49
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