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富士フイルム、第1四半期は競争激化を受け減益に


 富士フイルムホールディングス株式会社は30日、2008年度第1四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比(以下同)5%減の6,536億6,700万円、営業利益は23.2%減の459億3,100万円、純利益は22.1%減の319億3,400万円。

 主な減収要因は、イメージングソリューション部門における売上高が減少したこと。カラーフィルムは市場が縮小を受け、カラーペーパーも競争激化と円高影響でともに減収となった。デジタルミニラボなどのフォトフィニッシング機器も販売減が続くが、PMA2008で発表したドライミニラボなどで拡販をすすめるという。

 加えて、デジタルカメラにおける価格競争の激化も減収に影響。「FinePix S100FS」、「FinePix Z200fd」などの新製品が販売台数を伸ばしたものの、北米の景気悪化やスペック競争に伴う価格下落の影響を受けた。当期のデジタルカメラ販売台数は187万台(全世界)。

 イメージングソリューション部門の売上高は22.3%減の1,121億円。営業利益は95.9%減の4億円。

 フラットパネルディスプレイ材料などを扱うインフォメーションソリューション部門は、売上高が1.2%増の2,652億円、営業利益が22.0%減の263億円。レーザープリンターを含むドキュメントソリューション部門は、売上高が1.9%減の2,746億円、営業利益が22%増の202億円。増益は原価改善、販管費の削減などによるもの。

 連結業績予想は据え置く。上期は売上高0.6%減の1兆4,000億円、営業利益12.6%減の950億円、純利益22.7%減の500億円。第2四半期については、カラーペーパーやデジタルカメラといった主要製品分野での競争激化、銀やアルミなど主要原材料の高騰、為替円高をリスクとして挙げている。



URL
  富士フイルム
  http://www.fujifilm.co.jp/
  平成21年3月期第1四半期決算短信
  http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/pdf/financialresults/ff_fr_2008q1_allj.pdf


( 本誌:折本 幸治 )
2008/07/31 13:01
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