デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

沖電気、顔検出ミドルウェア「FSE」のハードウェアIP版を開発


 沖電気工業は12日、顔画像処理ミドルウェア「FSE(Face Sensing Engine) Ver.3」の顔検出機能をハードウェアに実装できる「顔画像処理ハードウェアIP」を開発し、同日から販売を開始したと発表した。

 FSEは、同社がデジタルカメラやカメラ付き携帯電話向けに提供している顔検出用ミドルウェア。従来FSEはCPUで動作していたため、処理能力の高いCPUの搭載が必要だった。今回開発したハードウェアIPは、同機能をハードウェアロジックで実現し、LSIで実装するもの。これにより、CPUの処理能力が高くない場合でも実装できると同時に、消費電力を抑えることができる。

 同社では、既に顔検出機能を搭載している中上位のデジタルカメラへの採用拡大に加え、CPUの処理能力の制限からFSEを搭載できなかった低価格なデジタルカメラや、カメラ付き携帯電話などへの採用を目指すとしている。今後2年間で2,000万ライセンスの販売を見込む。

 ハードウェアIPでは、入力解像度QVGA(320×240ピクセル)で30fpsの顔検出速度を実現。LSIのロジックゲートサイズを300Kゲート未満にすることで、LSIのコストを抑えた。またインターフェイスは、CPUで動作するFSE Ver.3と同様なため、アプリケーション部分を変更することなく置き換えができるという。

 なお今後、FSE Ver.3で既に実装している個人識別機能のハードウェアIPの開発、提供を行なっていくという。



URL
  沖電気工業
  http://www.oki.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www.oki.com/jp/press/2008/05/z08013.html
  製品情報
  http://www.oki.com/jp/fse/

関連記事
カシオ、「YouTube撮影モード」搭載の7倍ズームコンパクト「EX-V8」(2007/08/28)
カシオ、動画機能を強化した薄型コンパクト「EX-S880」(2007/08/28)


( 本誌:武石 修 )
2008/05/12 14:01
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.