デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

【PIE2008】プロ機材ドットコム、ライブビュー画像を無線転送する「D-PORA」


トランスミッターを装着したEOS 20D(上)とD-PORAのレシーバー(下)
 撮影用品のオンラインショップを運営するプロ機材ドットコムは、デジタルカメラの再生画像を無線で転送する「D-PORA」をPIE2008で発表した。近日に発売予定。

 デジタルカメラのビデオ出力を2.4GHz帯の無線で転送し、レシーバーがテレビなどモニターに映し出すシステムが「D-PORA」。デジタルカメラのAV出力端子を利用する、いわゆるビデオトランスミッターとビデオレシーバーの組み合わせになる。デジタル一眼レフカメラなら、再生画面、メニュー画面、ライブビュー画面をテレビに表示できる。転送可能距離は30~50mほど。

 展示品の発信器は、キヤノンやニコンのデジタル一眼レフカメラに対応したコネクタを装備していた。今後、各機種のAV出力に結線できるよう、アダプターを順次用意していきたいとのことだ。

 トランスミッターは、カメラのアクセサリーシューに取り付け可能。トランスミッターのバッテリーには、アルカリ電池の4LR44を2個使用する。


レシーバー。READYランプやTESTボタンを搭載

レシーバーを手前から見たところ。右側の凹みはストラップ穴


 レシーバーには、ビデオ出力端子のみのタイプと、ビデオ出力に加えてUSB端子を搭載したタイプを用意する。前者の価格が4万円ほど、後者が5万円前後になる見込み。いずれも4chを切り替えられる。

 USB端子搭載タイプの場合、レシーバー内部でエンコードしたデジタル画像をPCに出力、PC側でビデオキャプチャなどが可能になる。対応OSはWindows XP/Vista。いずれはMac OS Xへの対応も検討しているという。電源はACアダプター、またはPCからのバスパワーで動作する。


レシーバー。4chの切替操作が可能

レシーバーの接続端子


ビデオカメラ用のトランスミッター(プロトタイプ)も出品

 静止画のほか、動画の転送にも対応。モノラル音声の転送も可能という。また、会場にはビデオカメラ向けの機材も用意。アクセサリーシューではなく、ボディ底面の三脚穴に取り付ける。

 会場では実機によるテレビ出力のデモを行なっていたが、スムーズな転送と表示が確認できた。

 なお4月1日には、プロ機材ドットコムのショールームが東京渋谷区にオープンする。すべての商品を試用できるという。住所は東京都渋谷区代々木3-31-5 ALCAZAR 1階。



URL
  プロ機材ドットコム
  http://www.prokizai.com/
  PIE2008
  http://www.photoimagingexpo.jp/


( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/20 20:06
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.