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【PIE2008】「50mm F1.4 EX DG」を参考出品したシグマ



会場:東京ビッグサイト
会期:2008年3月19日~22日


 シグマは、18日の予告通り、「50mm F1.4 EX DG HSM」をPIE2008に参考出品した。初日に確認できたのは計2本。うち1本を手に取ることができた。


白を基調としたシグマブース 壁面に交換レンズを埋め込む展示が目をひく

 シグマブースは、円をかたどった白い壁の組み合わせが特徴。その壁面に交換レンズの全ラインナップを埋め込んで展示するなど、独特の雰囲気となっている。また、ステージデモはいっさい行なわず、対面でじっくりと説明するスタイルをとっている。


50mm F1.4 EX DG HSMをEOS 5Dに装着
 ブースにあった50mm F1.4 EX DG HSMはキヤノンマウント。EOS 5Dに装着した状態で、自由に手に取ることができる。ただし初日午後の時点では、多少の順番待ちが生じていた。

 つくりはAPS-Cサイズのセンサーに合わせて設計された「30mm F1.4 EX DC HSM」に近い。ただしフルサイズ用とあって、ひと回り大きい印象だ。重量は非公開。30mm F1.4 EX DC HSMより少々重さを感じる。

 左手側にAF/MF切替スイッチを装備。超音波モーターのHSMを搭載し、フルタイムマニュアルが可能になる予定。なお参考出品なので、実際に製品化された場合とは異なる可能性がある。

 製品には花形フードが付属する見込み。デザインは30mm F1.4 EX DC HSMに付属するフードに近いものになるという。発売時期、価格とも未定。


50mm F1.4 EX DG HSM

30mm F1.4 EX DC HSMより少し大柄に感じる


マウント面

AF/MF切替スイッチ


 2月に正式発表した「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」もさりげなく展示。全長726mm、重量15.7kgの超大型製品だが、定例の望遠レンズコーナーの中、「APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM」などと並んで、ごく普通に据え付けてあった。

 動作は製品版とほぼ同等という。焦点距離を伸ばす「400-1000mm F5.6 Attachment」(製品に同梱)がすでに装着済み。さらにボディがEOS 10Dなので、ファインダー越しに35mm判換算で1,600mm相当、F5.6の世界が体験できる。

 AFも動作。シャッターボタンを半押しすると、あっけないほど簡単にピントが合う。図太いズームリングやピントリングは意外なほど軽く、回すと滑らかに画角やピントが追随する。ブースではギア式の雲台を建材に固定しての展示となったが、実際に運用するとなると「放送用ビデオ向けの製品など、よほどがっしりした三脚が必要では」とのことだ。

 APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DGの発売時期は、キヤノン用が4月下旬、ニコン用とシグマ用が6月。価格は262万5,000円。


APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG。ボディはEOS 10D

液晶パネルやスイッチ類もすべて動作していた


ピントリングとズームリング


 初日のシグマブースで一番人気があったのは、発売直後のデジタルカメラ「DP1」だった。コンパクトデジタルカメラにして、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したことが話題を呼んで切る。

 ブースには、フードおよびアダプターの「HA-11」と外付けビューファインダーを装備した展示品が数多く見られた。年配のカメラファンからも熱い視線を浴びていたのが印象的だった。


DP1とSD14の展示コーナー

DP1

外付けファインダーとフード&アダプター


DP1のスケルトンモデルも展示

斜め上から見たところ


APS-CサイズのFoveonセンサー

画像処理エンジン「TRUE」のチップが見える基板


沈胴式の28mm相当F4のレンズユニット

2.5型液晶モニター


ポップアップ式のストロボユニット

ボディ上面右手側のカバー


 そのほか新製品としては、発売前の「18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM」、「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」、「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」を展示。いずれも手ブレ補正機構「OS」(Optical Stabilizer)を内蔵し、キヤノン、シグマ、ソニー、ニコン、ペンタックス用を投入する。

 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSMは、発売済みの「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」より一回りコンパクト。APS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ専用で、発売時期および価格は未定。

 APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMとAPO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMは、35mmフルサイズのイメージサークルに対応。キヤノン用およびシグマ用の発売時期は、APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMが4月下旬、APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMが5月上旬。価格はそれぞれ10万9,935円、12万9,990円。


18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM

APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM


APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM

フォーサーズ用10-20mm F4-5.6 EX DC HSMも展示。発売時期は未定



URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  PIE2008
  http://www.photoimagingexpo.jp/


( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/19 18:09
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