ニコンは5日、2007年度第3四半期(2007年10月1日~12月31日)までの累積連結決算を発表した。売上高は7,121億5,500万円(前年同期比16.4%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は1,035億900万円(28.4%増)、純利益は604億6,100万円(30.9%増)。
事業別では、デジタルカメラを含む映像事業が売上高4,476億円、営業利益695億円。半導体露光装置を含む精機事業が売上高2,101億円、営業利益284億円。産業機器やバイオサイエンスを含むインストルメンツ事業は売上高409億円、営業利益18億円。そのほかが売上高135億円、営業利益40億円。
精機、インストルメンツ事業がのきなみ減収減益となる中、映像事業のみが増収増益となった。その要因は円安効果のほか、デジタル一眼レフ全機種と交換レンズ、今期に発売したコンパクトデジタルカメラの販売好調による。
なお第3四半期までの出荷台数は、デジタル一眼レフカメラが232万台、コンパクトデジタルカメラが673万台、交換レンズが340万台。
通期予想は売上高9,700億円(17.9%増)、営業利益1,330億円(30.4%増)、純利益740億円(35%増)で、いずれも前回予想から上方修正されている。また通期の出荷台数予想は、デジタル一眼レフカメラ300万台、コンパクトデジタルカメラ830万台、交換レンズ430万台となっており、コンパクトデジタルカメラと交換レンズがそれぞれ30万台ずつ上方修正されている。
■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
決算短信
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/fr.htm#y2008
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/02/05 16:58
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