オリンパスは、2007年度第3四半期(2007年10月1日~12月21日)までの累計連結決算を発表した。売上高は8,431億3,500万円(前年同期比10.3%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は915億700万円(17.5%増)、純利益は516億5,300万円(27.5%増)の増収増益となった。
事業別では、デジカメを含む映像事業が売上高2,533億円(14.6%増)、営業利益318億円(10.3%増)。コンパクトデジタルカメラのμシリーズやFEシリーズ、デジタル一眼レフカメラのE-410、E-510、E-3が好調だった。
医療事業は売上高2,552億円(16.1%増)、営業利益743億円(18.4%増)。内視鏡やディスポーザブル高周波ナイフが好調だった。
ライフサイエンス事業は売上高936億円(7.2%増)、営業利益49億円(19.4%減)。顕微鏡が堅調だったが、開発投資がかさんで減収となった。
情報通信事業は売上高1,910億円(前年同期なみ)、営業利益8億円で、前年同期の3億円の損失から黒字回復した。収益性向上などの改善が奏効した。
通期決算は、前回予想の売上高1兆1,630億円、営業利益1,250億円から、それぞれ1兆1,400億円、1,200億円に下方修正された。純利益は600億円のまま。為替レートの見直しと、映像事業における価格下落を織り込んだ。
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
決算情報
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/2008/index.cfm
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/02/04 19:35
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