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【PMA08】海外版「EOS Kiss X2」や超望遠レンズを展示したキヤノンブース


キヤノンブース

会場:米国ラスベガスコンベンションセンター
会期:2008年1月31日~2月2日(現地時間)

 会場でもっとも広いブースを構えたキヤノンは、デジタルカメラを始め、家庭用プリンタ、大判プリンタ、デジタルビデオカメラ、プロジェクターなど多くの製品を展示していた。中でも人気だったのが、「EOS Kiss X2」の海外版「REBEL XSi」。発表されたばかりとあって、ハンズオンコーナーでは説明員に質問する来場者を多く見かけた。


REBEL XSi

多くの人で賑わうデジタル一眼レフコーナー
 日本では1月24日に発表したEOS Kiss X2に当たるモデル。前モデルから画素数のアップやライブビューの搭載など多くの機能向上があったことは既報の通り。

 実際に手にしてみると、前モデルにくらべて、丸みを帯びたデザインで新鮮に感じる。また、背面のボタンがシルバーからブラックになるとともに、マットな仕上げになったことで、より精悍な印象をうける。

 背面を見ると、2.5型から3型になった液晶モニターが見やすい。撮影情報表示の文字も大きくなっているほか、モードダイヤルを表示するなど、グラフィカルになっている。メニューも上級機と共通のインターフェースになったのに加え、ライブビューの起動もsetボタンで起動するなど、上級機との共通点も多い。なお、EOS Kiss X2はブラックのみの発売だが、REBEL XSiは、ブラックのほかにシルバーも用意する。


REBEL XSi 全体的に丸みを帯び、肩のラインがなだらかになった

グリップ部分の滑り止めが荒いタイプになった 3型液晶を搭載。情報表示も文字が大きくなった


コマンドダイヤルの隣にISO感度変更ボタンを配置した モードダイヤル周り

シャッターボタン周り 背面ボタンは従来機が光沢のある仕上げだったが、マットになった

背面左上には、メニューボタンとディスプレイボタンを配置 リチウムイオン充電池は新型を採用している

記録メディアはSDHC/SDメモリーカード

メニュー画面は上級モデルと同様の表示方法に変更している 最上部のタブで切り替える点は従来通り

記録画質設定画面。使用できるモードを、モードダイヤルを摸して知ることができる ライブビュー時のAF方式を選択できる

ライブビュー中の液晶モニター ライブビュー中は拡大表示が可能。写真は5倍拡大をしたところ

10倍拡大時 再生画面

撮影情報とヒストグラム表示 撮影情報とRGB別のヒストグラム表示

文字が大きくなり視認性は向上している ISO感度設定画面

ドライブモード切り替え表示。アイコンが従来機より大きく表示される ライブビュー設定画面。グリッドも表示可能

EOS Kiss Digital X(右)との比較。グリップ部分の表面仕上げも異なっている ISOボタンの新設が目立つ。電源スイッチ脇の電源ランプは省略している。また、ホットシューの塗装が無くなった

モードダイヤルのデザインも若干変更されている 背面。液晶モニターの大きさの違いが一目瞭然。ボタンの配置も大幅に変更している。親指部分の滑り止めも、荒いタイプに変更した

細かいところでは、ストラップ取り付け金具がシルバーになった ストロボをポップアップしたところ

海外のみの発売となるシルバーモデル

大口径望遠レンズなど

 日本でも発売が決まった手ブレ補正機構付き大口径超望遠レンズ「EF 200mm F2 L IS USM」と「EF 800mm F5.6 L IS USM」も展示していた。EF 200mm F2 L IS USMは、カメラを装着した状態で雲台に据えられており、実際に操作して試すことができる。一方EF 800mm F5.6 L IS USMは、β機がケース内に展示された。焦点距離は800mmだが、同社がアナウンスするとおり「EF 600mm F4 L IS USM」と同等の大きさになっている。重量は約4.5kgで、ギリギリで手持ちのできる重さに抑えたという。


EF 200mm F2 L IS USM EF 800mm F5.6 L IS USM

EF 800mm F5.6 L IS USMの三脚座は三脚穴を2つ備える 発売済の超望遠レンズの体験コーナーも用意していた

 デジタル一眼レフカメラコーナーと同様に賑わっていたコンパクトデジタルカメラのハンズオンコーナーでは、「PowerShot SD1100 IS」(IXY DIGITAL 20 IS)など日本でも発表済の新製品を展示。ハンズオンコーナーは、また、日本では未導入のカラーも見ることができた。


コンパクトデジタルコーナーにも多くの人が訪れていた PowerShot SD1100 IS。国内では、IXY DIGITAL 20 ISとして発売する

PowerShot A470。日本ではシルバーのみだが、海外モデルは全5色で展開する PowerShot A590 ISと同A580。ともに単3電池で駆動するエントリーモデル

 ブース中央では、著名写真家などによるセミナーを開催。立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。また、同社製ストロボのE-TTLを用いた、多灯発光によるモデル撮影のデモンストレーションも行なわれていた。家庭用プリンタ、業務用プリンタ、プロジェクターなどの出力機器までを展示した、同社らしいブースとなった。


手ブレ補正のデモを行なっていた。振動する台の上にカメラを固定して、画像をディスプレイに表示。多くの人が試していた 米で同社のCMに出演しているシャラポア選手のパネルを使った顔検出のデモコーナーも設けていた

こちらは、E-TTLのワイヤレス多灯発光のデモ プリンタコーナー

大判プリンタも展示 同社製のデジタルカメラとプリンタによる写真を展示したギャラリーも設置していた


( 本誌:武石 修 )
2008/02/02 18:17
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