会場でもっとも広いブースを構えたキヤノンは、デジタルカメラを始め、家庭用プリンタ、大判プリンタ、デジタルビデオカメラ、プロジェクターなど多くの製品を展示していた。中でも人気だったのが、「EOS Kiss X2」の海外版「REBEL XSi」。発表されたばかりとあって、ハンズオンコーナーでは説明員に質問する来場者を多く見かけた。
■ REBEL XSi
多くの人で賑わうデジタル一眼レフコーナー
日本では1月24日に発表したEOS Kiss X2に当たるモデル。前モデルから画素数のアップやライブビューの搭載など多くの機能向上があったことは既報の通り。
背面を見ると、2.5型から3型になった液晶モニターが見やすい。撮影情報表示の文字も大きくなっているほか、モードダイヤルを表示するなど、グラフィカルになっている。メニューも上級機と共通のインターフェースになったのに加え、ライブビューの起動もsetボタンで起動するなど、上級機との共通点も多い。なお、EOS Kiss X2はブラックのみの発売だが、REBEL XSiは、ブラックのほかにシルバーも用意する。
日本でも発売が決まった手ブレ補正機構付き大口径超望遠レンズ「EF 200mm F2 L IS USM」と「EF 800mm F5.6 L IS USM」も展示していた。EF 200mm F2 L IS USMは、カメラを装着した状態で雲台に据えられており、実際に操作して試すことができる。一方EF 800mm F5.6 L IS USMは、β機がケース内に展示された。焦点距離は800mmだが、同社がアナウンスするとおり「EF 600mm F4 L IS USM」と同等の大きさになっている。重量は約4.5kgで、ギリギリで手持ちのできる重さに抑えたという。
EF 200mm F2 L IS USM
EF 800mm F5.6 L IS USM
EF 800mm F5.6 L IS USMの三脚座は三脚穴を2つ備える
発売済の超望遠レンズの体験コーナーも用意していた
デジタル一眼レフカメラコーナーと同様に賑わっていたコンパクトデジタルカメラのハンズオンコーナーでは、「PowerShot SD1100 IS」(IXY DIGITAL 20 IS)など日本でも発表済の新製品を展示。ハンズオンコーナーは、また、日本では未導入のカラーも見ることができた。