ソニーは31日、2007年度第3四半期(2007年10月1日~12月31日)の連結決算を発表した。売上高は2兆8,590億円(前年同期比9.6%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は1,894億円(5.8%増)、純利益は2,002億円(25.2%増)。
映画と金融が減収となったものの、エレクトロにクスとゲームが増収となった。利益面では、エレクトロニクス、映画、金融がのきなみ減益となったものの、ゲーム事業が黒字転換した。為替差益やソニーフィナンシャルホールディングスの一部上場による変動益など営業外収支により、純利益も増加した。
エレクトロニクス分野の売上高は2兆694億円(10.2%増)、営業利益は1,665億円(7%減)。液晶TV「BRAVIA」、PC「VAIO」のほか、米国やアジアなどでサイバーショットが好調だった。一方で、BRAVIAは単価下落の影響により減益となった。
2007年度通期の見通しは、売上高8兆9,800億円、営業利益4,100億円、純利益3,400億円。円高と日本の株式市場の下落による損益、資産売却益が想定を下回ることなどにより、営業利益が前回予想より下方修正された。
なお、2007年度通期のサイバーショットの売上台数見通しは前期比500万台増の2,200万台。
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ソニー
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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/01/31 17:05
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