デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

富士フイルム、顔検出機能のデモサイト「顔ラボ」


顔ラボ
 富士フイルムは15日、顔検出機能を体験できるサイト「顔ラボ」を公開した。

 同社の持つソフトウェア技術をインターネット上で体験できる「Internet Technology Labs」のひとつで、2007年7月に公開した「TRIPIT Lab」に続く第2弾。

 「顔ラボ」は、ミニラボ「フロンティア」や、デジタルカメラ「FinePix」、携帯電話用サービスに採用されている顔検出技術を紹介するもの。同技術を応用した「顔シークレット」、「顔シャボン」の2つのWebアプリケーションをブラウザ上で体験できる。また、顔検出機能を使ったWebアプリケーションを試作できるAPIを公開するほか、顔検出技術についての解説が掲載される。


「顔シークレット」の機能。アップロードした写真の中の顔を検出し、マスクを被せたり、ボカシ処理を施すことができる
 「顔シークレット」は、ユーザーがアップロードした写真内の顔を検出して、顔にボカシ処理を施したり、マスクを被せることができる。検出できる顔の数や画像ファイルの大きさは無制限で、どのくらいの大きさまでの顔を検出するか、また、検出精度と速度のどちらを優先するかを調整できる。15日に公開された。

 「顔シャボン」は、やはりユーザーがアップロードした写真から顔を切り出し、シャボン玉にマッピングして表示するアプリケーション。より大きなシャボン玉を作るゲームとなっている。21日に公開される。

 APIは、顔検出機能を持ったWebアプリケーションを試作できるもの。無償で利用できるが、事前登録と利用規約への合意が必要で、商用目的には利用できない。

 一般に顔検出技術はセキュリティ分野でのバイオ認証などのために開発されたものが多く、顔が正面を向いている必要があるなどの制約があったが、同社の技術はユーザーが撮影した写真内の顔を検出するために開発されたもので、斜めや横顔でも検出可能など、汎用性が広いという。同社の顔検出技術の応用例を示すことで、同社の技術をアピールするとともに、ユーザーニーズをすくいあげる。今後、新しく開発された顔検出技術の応用例も公開していきたいとしている。



URL
  富士フイルム
  http://fujifilm.jp/
  ニュースリリース
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0172.html
  顔ラボ
  http://kaolabo.com/

関連記事
富士フイルム、新技術を公開するサイト「Internet Technology Labs」(2007/07/24)


( 本誌:田中 真一郎 )
2008/01/15 14:22
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.