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富士フイルム、中間期は171.6%の増益、過去最高の実績に


 富士フイルムホールディングス株式会社は30日、2008年3月期中間の連結業績を発表した。売上高1兆4,080億7,400万円(前年同期比4.1%増、以下同)、営業利益1,086億6,200万円(114%増)、純利益646億4,700万円(171.6%増)。各事業の販売増、固定費削減、円安効果などで大幅な増益となり、売上高と営業利益は、中間期として過去最高の実績となった。

 イメージングソリューション部門の売上高は2,917億円(5%減)。 デジタルカメラでは、「FinePix Z100fd」や「FinePix S8000fd」を相次いで発売し、海外で好調な「FinePix Z10fd」と併せて販売台数を伸ばしたという。一方でカラーフィルムやデジタルミニラボの需要が後退し、総合ラボでの現像サービスの売上が減少した。

 また、カメラ付き携帯電話からのお店プリントについて販促活動を強化した効果もあり、カラーペーパーの売上が増加した。カラーフィルムは売上が減少、ただし競合他社の市場衰退を捉えた販促により、市場シェアが上昇した。

 インフォメーションソリューション部門は売上高5,426億円(11.8%増)。そのうちメディカルサイエンス事業が好調に推移し、フラットパネルディスプレイ材料事業では、液晶ディスプレイ用の主力製品が売上を伸ばした。また、レンズユニットはカメラ付き携帯電話の高画素化、高付加価値化のニーズが高まる中、売上が拡大しているという。オフィスプリンター事業などを擁するドキュメントソリューション部門は、売上高5,737億円(2.5%増)。

 中間期の実績をふまえ、通期の連結業績予想のうち、営業利益と税引前利益をそれぞれ5%増に修正した。売上高と純利益は据置。売上高2兆8,500億円(2.4%増)、純利益1,200億円(248.4%増)を見込む。



URL
  富士フイルム
  http://www.fujifilm.co.jp/
  平成20年3月期中間決算短信(PDF)
  http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/pdf/financialresults/ff_fr_2007q2_allj.pdf


( 本誌:折本 幸治 )
2007/10/30 19:53
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