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キヤノン、通期の営業利益を7,730億円に上方修正


 キヤノン株式会社は25日、2007年12月期第3四半期の連結業績を発表した。3四半期累計の数字は、売上高3兆2,175億4,700万円(9.4%増、前年同期比、以下同)、営業利益5,630億9,700万円(10.2%増)、純利益3,604億8,700万円(9.3%増)。新製品の投入やコストダウンへの注力で、売上総利益率は0.9ポイント改善の50.3%となった。

 カメラ事業の売上高は2,680億円(14%増)、営業利益は769億円(14%増)。デジタル一眼レフカメラの「EOS Kiss Digital X」や「EOS 40D」が順調に売上を伸ばし、交換レンズの売上も拡大した。コンパクトデジタルカメラも好調に推移したという。利益面では、新製品の販売などで価格下落を抑制できたほか、継続して取り組んでいるコストダウンの効果が得られたとしている。デジタルカメラ全体に占めるデジタル一眼レフカメラの構成比は、台数ベースで13%、金額ベースで39%。

 インクジェットプリンタは、複合機の「PIXUS MP600」が販売台数を伸ばし、消耗品も順調に増加。12.8%の増収となっている。単機能プリンタの販売台数は引き続き減少。台数ベースの複合機比率は52%。事務機事業全体では、売上高6,858億円(7.2%増)、営業利益は1,524億円(9.5%増)となった。

 光学機器及びその他事業は、売上高970億円(14.4%減)、営業利益24億円(83.6%減)。液晶パネルメーカーの設備投資が低い水準にとどまり、液晶用露光装置が低調だった。

 通期の売上高は、200億円下方修正した売上高4兆5,600億円を見込む。為替動向を反映したためで、営業利益は7,660億円から7,730億円に上方修正。純利益5,000億円は据え置いた。第4四半期もデジタルカメラの拡大が続くと見ており、カメラ事業全体で売上高3,930億円(13.5%増)、営業利益1,090億円(17.5%増)を見込んでいる。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  平成19年12月期第3四半期決算説明会
  http://www.canon.co.jp/ir/conf2007q3/


( 本誌:折本 幸治 )
2007/10/25 20:02
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