写真関連の見本市として恒例の「PhotoPlus International 2007」が、10月18日(現地時間)に開幕した。会期は20日まで。会場は米国ニューヨークのジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンションセンター。入場料は40ドル。
写真家や写真ビジネスに携わる人向けの見本市およびコンファレンス。主催者発表によれば2006年の出展者数は約300、来場者は2万7,000人と言うことだった。今年も3日間の会期中、トレードショウと多彩なセミナーが同時に開催されている。
40ドルという入場料からもわかるように、一般消費者向けというよりは、ビジネス面に重きをおいたショウとなっており、出展者もカメラ・レンズメーカーのほか、高級ウェディングアルバムの製本業者、インクジェット用紙メーカー、ストックフォトサービスといったところが目につく。
デジカメWatchでは、会場で見かけた気になる製品などを中心に順次紹介していく。
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来場者登録手続きのライン
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会場内の様子
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■ 新製品2本のLレンズを展示する、米Canon
米Canonのブースは会場メイン入口の正面に位置する。ブースの中でももっとも目立つところに参考出品として展示されているのが、16日に開発が発表されたばかりの「EF 200mm F2 L IS USM」と「EF 800mm F5.6 L IS USM」だった。
EF 800mm F5.6 L IS USMはモックということで透明なケースに入っていたが、その横に展示してあったEF 200mm F2 L IS USMは稼働品。EF 200mm F2 L IS USMは、すぐ横に1台だけ試用機が用意されており、操作することができた。
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EF 800mm F5.6 L IS USM(上)とEF 200mm F2 L IS USM
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EF 200mm F2 L IS USM。かなり大柄のアメリカ人が手にしていたので、実際よりは小さく見えている
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スペックや価格、発売時期などを尋ねてみたが、ここに製品があるということ以上のことは何も言えない、とのことだった。このレンズのことを知らされたのが展示会の3日前だったと、説明員が明かしてくれた。
そのほかカメラのハンズオンコーナーでは、EOS-1D Mark IIIをはじめ、来月発売が予定されているEOS-1Ds Mark IIIも多数並び、来場者にアピールしていた。
ちなみに1Ds Mark IIIの米国での販売価格は、およそ8,000ドル(日本円にして、92万円)を想定しているとのことだった。
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EFレンズを展示
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カメラのハンズオンコーナー
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■ URL
Photoplus International 2007
http://www.photoplusexpo.com/
■ 関連記事
・ キヤノン、超望遠Lレンズを米国の展示会に参考出品(2007/10/16)
( Hiroyuki Yoshikawa )
2007/10/19 16:51
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