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GfK Japan、2007年デジカメ販売は1,000万台突破と予測

~12カ月連続で2桁成長

 ジーエフケーマーケティングサービスジャパン(GfK Japan)は3日、「2007年7月期 デジタルスチルカメラ市場現況」を発表した。

 これによると2006年8月からの国内販売数量が2桁で成長しており、2007年1~2月は前年同期比130%、同7月でも120%という。同社は2007年通年の販売数量が、デジタルカメラでは初の1,000万台を突破すると予測している。

 同社は好調の要因が、よく言われる「買い替え、買い増し」以外に、新規需要もあるとしている。その理由として、同社の調査ではカメラを初めて購入するユーザーがいまだに2割いること、十分な性能を備え、かつ低価格なエントリーモデルがヒットしていることをあげている。

 デジタル一眼レフも拡大しており、2007年7月は前年同期比188%を記録した。デジタルカメラ全体における構成比は2006年9月から1割のままだが、これはコンパクトデジタルカメラも拡大しているためで、デジタル一眼市場が不調なわけではないとしている。

 同社の調査では、デジタル一眼レフユーザーの3割がデジタル一眼レフからの買い替え、買い増しであり、今秋の新製品である中級機が買い替え需要を拡大するとみている。

 コンパクトデジカメでは、高画素化の傾向が続いており、800万画素クラスのシェアが拡大しているほか、1,000万画素以上が14%に及んでいるとしている。

 さらにコンパクトカメラの本体色にも触れており、これまで定番だったシルバーがシェアをおとし、ブラック、ピンク、ブラウン、ブルーのシェアが伸びているとしている。これは、1家に1台だったデジタルカメラが「1家に複数台」、「1人に1台」となり、個人の好みの色が増えているためと推察、個人需要による市場の成長に期待している。



URL
  GfK Japan
  http://www.gfkjpn.co.jp/
  2007年7月期 デジタルスチルカメラ 市場概況(PDF)
  http://www.gfkjpn.co.jp/report/documents/ProFiMonthlyMarketComment_0707_DSC.pdf

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( 本誌:田中 真一郎 )
2007/09/03 20:08
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