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【PIE2007】センサークリーナーが注目のボーゲンイメージングブース

~ナショナルジオグラフィックの新型カメラバッグも展示

会場:東京ビッグサイト
期間:2007年3月22~25日


 ジッツォやマンフロットを輸入しているボーゲンイメージングは、今回が初出展。三脚の新製品やナショナルジオグラフィックブランドの新型バッグなどを展示していた。中でも前面に展開していたのが、VisibleDust製のセンサークリーナー。「写真を撮る前にゴミを取ろう。」をキャッチフレーズにデモを実施。多くの来場者が足を止めていた。


ボーゲンイメージングブース アークティック バタフライ724

 VisibleDustは、医療研究の分野で使用されるバイオチップなどの技術開発を行うカナダの企業。ボーゲンイメージングはVisibleDustの総代理店となり、今後日本での販売を手がける。今回展示した製品は4月に発売する。

 製品は、ホコリや繊維などのゴミ用のドライクリーニング用ブラシと、油や水分の除去に有効なウェットクリーニング用スティックに分けられる。ドライクリーニング用ブラシは、レギュラーサイズの「アークティック バタフライSL700」(12,180円)と、ラージサイズの「アークティック バタフライ724」(18,375円)を用意。両者の違いはブラシのサイズ。バタフライSL700はライトユーザー向け、同724は頻繁に写真を撮るユーザー向け。


プラスチックのキャップが付属 こちらはライトユーザー向けのバタフライSL700

クリーニングのデモ 湿式クリーニングは専用スティックで行なう

 「スーパーチャージドファイバー」と呼ばれる独自開発の毛を使用。撮像素子をなでることで、静電気によりゴミを吸い付けてクリーニングする仕組み。従来にない機構として、ブラシの回転が挙げられる。クリーニング前にブラシを5秒程度回転することで、ゴミや水分を取り除くことができるという。さらに、回転により静電気を発生する。ブラシの回転を止めた状態で、撮像素子表面を軽くなでてクリーニングを行なう。これで、撮像素子表面のゴミの8割程度を除去することができるとのこと。また、クリーニングブラシは1万回程度使用可能としている。電源は両モデルとも単4電池2本。専用のケースが付属する。

 また、バタフライ 724にウェットクリーニング用スティックなどをセットにした「VDセンサークリーニングキット」(30,975円)と「VDセンサークリーニングキットPlus」(43,470円)も用意する。

 VDセンサークリーニングキットは、バタフライ724にクリーニングスティック「グリーンスワブ」(12本)とクリーニングリキッド「VDustフォーミュラ」をセットにしたパッケージ。同Plusは、センサーコーナー用スワブ、センサークリーンリキッド、チャンバークリーンキット、ブラシ洗浄用タブレットをセットにしたもの。

 ウェットクリーニングは、スワブと呼ばれるスティックを使用して行なう。専用のクリーニングリキッドを使用して、センサー面を一度なでるだけでクリーニングが完了する。スワブのパッド幅は撮像素子の大きさに合わせて16mmにしてあるとのこと。スワブは使い捨てとなる。

 VDustフォーミュラは油性汚れに対応。センサークリーンリキッドは、水性の汚れ用で、曇り止めの効果もあるという。チャンバークリーンキットは、ミラーボックス内の壁を清掃するための専用のリキッドとスワブのセット。ミラーボックス内を清掃することで、センサーへの新たなゴミの付着を防ぐことができるという。ブラシ洗浄用タブレットは、水に溶かしてクリーニングブラシ自体を洗浄する薬品。

 なお、キットに含まれる個々の製品は、単品でも販売する。


フルセットとなるVDセンサークリーニングキットPlusの内容。プロカメラマンなど頻繁に撮影するユーザー向け ブースでは、VisibleDustのデモを展開

 同社が2006年から販売を開始しているナショナルジオグラフィクブランドの新型カメラバッグ3種類も展示していた。いずれも価格は未定。発売は4月を予定している。


NG2345 内部。クッションも取り出すことができる

発売済みのNG2475との比較。だいぶ小型

NG5159 内部は上下に分かれている。ロゴ入りのレインカバーも付属

NG4477 ポケットを開けたところ

 NG2345はすでに発売しているNG2475の小型版となるショルダーバッグ。デジタル一眼レフカメラと交換レンズを収納できる。

 NG5159は既発売のNG5162の小型版のリュック型バッグ。上下2気室に分かれており下側にカメラ機材、上側にはカメラ以外の携行品を収納できる。レインカバーも付属する。

 NG4477は、同ブランド初のウエストポーチ。大ポケットが2つと小ポケット3つを備える。大ポケットは、コンパクトデジタルカメラやデジタルビデオカメラを収納できる。小ポケットは記録メディアの収納が可能。「一眼レフカメラは収納できないが、ほかのナショナルジオグラフィックバッグとあわせて使って欲しい」(説明員)とのこと。色やデザインも、同ブランドのテイストを踏襲している。


マンフロットの展示コーナー ジッツォコーナーにも多数の三脚を展示

 マンフロットからは、スチルカメラとビデオカメラの両方で使用できる雲台を備えた三脚「758B」、縦位置、横位置が簡単に換えられる三脚「190XPROB」、超ローポジションが可能な三脚「190XB」を出品。いずれも価格は未定ながら、近日中に発売するという。


785B。ローポジションも可能 操作はレバーで行なう。ロック用のスイッチを備える

写真撮影時とビデオ撮影時の切り替えスイッチ クイックシューを採用。赤色のビデオ用ピンは取り外しできる。水準器も搭載

190XPROB センターコラムを横にセットしたところ

190XB。地面すれすれのローポジションも可能

 758Bは、ボール雲台を採用するアルミ製5段三脚。雲台には、動作モードの切り替えスイッチをを設けている。スチルカメラ用のモードでは自由雲台として動作し、ビデオ撮影用のモードでは、パンとティルトの動作のみ可能になる。あまり高くない価格で販売するとのことで、「運動会などでスチルとビデオの両方を撮影するようなファミリーユーザーに使って欲しい」とのこと。

 190XPROBは、センターコラムを抜き出すことなく、横方向にセットできるもでる。アルミの3段で雲台は別売り。また、190XBはセンターコラムを外すことで、地面すれすれのローポジションを実現したもでる。こちらも、アルミ製の3段三脚で、雲台は別売り。


 ジッツォからは、厚さ1.3mmのアルミ材「AL13」を使用した3段三脚GT2330(52,500円)と4段のGT2340L(68,250円)を出品。近日中の発売を予定している。AL13を使用することで軽量化を実現したまた、センターポールにはバサルトファイバーを採用している。各パイプの最上段にはウォーマーを備える。いずれも雲台は別売り。


GT2330(上)とGT2340L(下) AL13を採用した三脚のカットモデル


URL
  PIE2007
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  ボーゲンイメージング
  http://www.bogenimaging.jp/


( 本誌:武石 修 )
2007/03/24 15:35
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