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【PIE2007】トキナー、デジタル専用レンズ2本を参考出品
~35mmマクロと広角側16.5mmからの高倍率ズーム
会場:東京ビッグサイト
会期:2007年3月22日~25日
ケンコー/スリック/トキナーブース
トキナーはPIE2007の会場において、2本のデジタル専用レンズを参考出品した。高倍率ズームの「16.5-135mm F3.5-5.6 DX Asperical SD (IF)」と、マクロレンズの「35mm F2.8 DX Macro」。
開幕までまったく告知などなかった16.5-135mm F3.5-5.6 DX。レンズラインナップを展示した透明ケースの中に、おもむろに展示されていた。対応マウントは未定。ズーム比約8.2倍の高倍率ズームレンズで、同クラスの製品より広角側の焦点距離が短いのが特徴といえる。
詳細は未定だが、製品名から非球面レンズやSDガラスを使用していることがうかがえる。フィルター径は77mm。銘板には、「PRO」の文字が見当たらず、先行して発売された12-24mm F4、50-135mm F2.8、16-50mm F2.8とは異なる表面仕上げにも見える。発売時期、価格とも未定。
参考出品の16.5-135mm F3.5-5.6 DX
裏面。シンプルな意匠となっている
35mm F2.8 DX Macroは、開幕直前に参考出品を予告していた製品。デジタル専用としてはまだ種類が少ないマクロレンズで、等倍での撮影に対応する。対応マウントはキヤノンとニコン。実撮影画角は、35mm判換算で約52.5mm(1.5倍換算)、または約56mm(1.6倍換算)。
フォーカスリミッター、ワンタッチフォーカスクラッチを装備。撮影距離が近くなるに従い、鏡胴奥から前玉が繰り出すタイプと見受けられる。同じくトキナーのマクロレンズ「AT-X M100 PRO D」とは異なり、鏡胴根元のフォールディングラバーは見当たらない。
銘板には高級レンズを示す「AT-X PRO」の表記が見える。フィルター径は52mm。発売は2007年夏を見込む。価格は未定。
35mm F2.8 DX Macro。AT-X仕様
レンズ前面。前玉が奥まった位置にある
そのほか、20日にニコン用を発売した「AT-X 165 PRO DX」を出品。会場にはニコン用が置かれ、自由に手に取ることができる。キヤノン用は4月下旬に発売。
AT-X PROらしく、ズームリングやフォーカスリングの操作感も上々で、フードに植毛を施すなど高級感にもこだわったという。ワンタッチフォーカスクラッチ機構を搭載する。
そのほか、魚眼ズームレンズの「AT-X 107 DX」、大口径望遠ズームレンズ「AT-X 535 PRO DX」といったデジタル専用レンズを出品。いずれも操作感などを試せる。
大口径ズームレンズのAT-X 165 PRO DX
望遠端までズームした状態。ボディはD200
フードを装着。内側に植毛を施している
マウント面
また、ケンコーコーナーでは、30日からケンコーが取り扱いを開始する「レンズベビー」を展示していた。「レンズベビー3G」、「レンズベビー 2.0」、「レンズベビーオリジナル」を出品。こちらも自由に試すことができる。
いずれも蛇腹式の鏡胴が特徴の交換レンズ。これまでも国内に輸入されていた製品で、気軽にアオリが楽しめることで人気を呼んでいる。最新式のレンズベビー3Gから、蛇腹をロック/リリースする機構がついた。開放F値はF2。付け替え式の絞りリングが付属する。価格は3万9,800円。ニコン用、キヤノン用、α用、ペンタックス用、フォーサーズ用、ライカ用を選択できる。
最大限にアオリをきかせた状態のレンズベビー3G
ロック機構を押すと蛇腹を曲げたままロックできる。3Gからの新機能
先端下側のリリース機構。指で挟むとロックが外れる
米LensbabiesのCEO、Sam Pardue氏も来日。会場でレンズベビーをアピール
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URL
PIE2007
http://www.photoimagingexpo.jp/
トキナー
http://www.tokina.co.jp/
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トキナー、デジタル専用35mmマクロレンズをPIEに参考出品(2007/03/19)
( 本誌:折本 幸治 )
2007/03/23 13:25
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