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【PIE2007】645 Digitalの実動デモを行なったペンタックス

~SDMレンズやLimitedレンズの参考出品も


会場:東京ビッグサイト
会期:2007年3月22日~25日


ペンタックスブース
 ペンタックスはPIE2007において、DA★レンズ3本と、645 Digitalなどを参考出品。ステージ上で、645 Digitalを稼働させるデモを行なった。645 Digitalが実動する様子を公開したのは今回が初めて。

 参考出品の陣容は、3月11日に米国で閉幕したイベント「PMA07」と同じ。いずれもアクリル板越しの展示となっている。製品名は仮称。価格など詳細は未定となっている。

 交換レンズの参考出品は、「smc DA★ 200mm F2.8 ED [IF] SDM」、「smc DA★ 300mm F4 ED [IF] SDM」、「smc DA★ 60-250mm F4 ED [IF] SDM」の3本。

 DA★ 200mm F2.8 SDMは、実撮影画角が35mm判換算で焦点距離306mm相当にする超望遠単焦点レンズ。35mm銀塩一眼レフカメラで超望遠レンズの定番だった「300mm F2.8」に近いスペックといえる。発売時期は9月頃を予定。

 DA★ 300mm F4 SDMは、35mm判換算で焦点距離460mm相当の画角が得られる超望遠単焦点レンズ。開放F値はF4。発売は9月頃を予定する。

 smc DA★ 60-250mm F4 SDMは、全域F4の望遠ズームレンズ。実撮影画角は、35mm判換算で92~383mm相当。発売時期は12月頃の見込み。


左からDA★ 200mm F2.8、DA★ 300mm F4 DA★ 300mm F4の距離表示。三脚座も備える

左からDA★ 60-250mm F4、AF200FG
AF200FGの背面。ダイヤルを中心としたシンプルな操作部


DA 35mm F2.8 Macro Limited。DA Limitedシリーズに共通するデザイン
新レンズロードマップ。今回のDA 35mm Macroとは別に、「DA 35mm SDM」の発売を予定しているようだ

 また、同社初のデジタル専用マクロレンズ「DA 35mm F2.8 Macro Limited」も参考出品していた。レンズの味を重視したLimitedシリーズの1製品で、実撮影画角は35mm判換算で焦点距離53.5mm相当。発売時期は未定。

 クリップオンストロボの「AF200FG」もPMA07から引き続いての参考出品となる。ガイドナンバー20のコンパクトなストロボ。背面には液晶パネルがなく、本体側での操作は、ダイヤルで「AUTO」、「FULL」、「-0.5」、「-1」を指定するのみと、シンプルな製品となっている。

 PMA07の展示内容から進展があったのが、3,000万画素のコダック製CCDを搭載した645 Digital。「フォトイメージングエキスポ2005」から参考出品が続いている製品だが、今回初めて動く様子を公開。ステージでモデルが撮影し、その画像を背面液晶モニターに表示するのを見せた。したがって、来場者が自由に手に取れる訳ではない。発売時期は未定。

 なお、645 Digitalに装着されたレンズ「D FA 645 55mm F2.8」も参考出品のひとつ。645 Digitalの標準レンズとして開発したというレンズで、フィルム一眼レフカメラのペンタックス645でも使用可能。645 Digitalと同時の発売を予定している。


645 Digital。今回は細かい操作部まで作り込まれているのがわかる
ステージでモデルが使用。実際に動く姿を公開したのはおそらく初めて

側面の三脚穴が中判カメラらしい
背面。K10Dを思わせる操作パーツを採用

左は645 Digitalが搭載する3,000万画素CCD。APS-Cサイズ相当のCCD(右)と大きさを比較

 参考出品以外では、近日発売予定の「DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM」と、「DA★ 50-135mm F2.8 ED [IF] SDM」が手に取れる状態で展示されていた。どちらもK10Dに装着した状態となっており、同社初の超音波モーターによるフォーカス動作を体験できる。ただし、ファームウェアがまだ未完成とのことで、製品版とはフィーリングが異なる可能性があるという。もちろん来場者のK10Dに取り付けたとしても、K10Dの対応ファームウェアが未公開なので、SDMは正常に駆動しない。

 咋秋の発売から人気が続くK10Dは、防塵・防滴をアピールした展示を行なっているほか、自由に手に取ることが可能。また、コンパクトデジタルカメラでは、15日発売の新モデル「Optio A30」と「Optio W30」をはじめ、現行ラインナップを展示していた。

 メインステージでは、K10Dを来場者に貸し出しての水着モデル撮影会を随時開催。撮影後にインクジェット複合機でのプリントアウトを1枚持ち帰れるサービスを行なっていたが、これが大変な人気を博していた。


DA★ 16-50mm F2.8 SDMを装着したK10D
DA★ 50-135mm F2.8 SDM

DA★ 50-135mm F2.8 SDMを捧げ持つ、マーケティング統括部製品企画室の畳家久志氏
防滴を派手にアピールしたDA★レンズのカタログ

ボタンを押すとK10Dにシャワーが。防滴構造を見せる展示 防塵・防滴を実現したシーリングを示すスケルトンモデル

新フォトクラブ「フォーカル」の概要も説明。フォトクラブというより、カルチャースクールに近い位置付け

 そのほか、6月1日よりスタートする会員制フォトクラブ「フォーカル」の概要も紹介していた。フォーカルは、東京・新宿のペンタックススクエアを拠点とする会員制フォトカルチャークラブ。全国クラブの「ペンタックスファミリー」とは異なり、基本的にはペンタックススクエアでのみの活動になるという。

 その代わりに、スクエア内のスタジオ、いこいルーム、パソコンルームなどを利用可能。また月額8,400円のスクール参加費のみで1カ月間講座が受け放題になるなど、新しい試みを行なうという。ペンタックスユーザー以外の入会も可能。4月18日より受付を開始し、無料施設体験会や、無料体験会も行なう。



URL
  PIE2007
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  フォーカル
  http://www.photo-focal.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/03/22 20:14
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