ペンタックス株式会社は2日、2006年度第3四半期まで(2006年4月1日~12月31日)の連結決算を発表した。
これによると売上高は1,174億2,800万円(前年同期比10.3%増、以下同)、営業利益は38億9,200万円(20.2%増)、純利益は20億9,100万円(77.6%)の増収増益となった。好調の要因を、売上についてはデジタルカメラの売上増、利益については、コスト低減とデジタル一眼レフの売上増としている。
事業別ではデジタルカメラを含むイメージングシステム事業が売上高608億7,900万円(15.9%増)、営業利益19億7,400万円(前年同期は9億3,800万円の損失)。デジタル一眼レフ「K10D」、「K100D」が好調だったほか、これにともなって交換レンズやアクセサリの売上が増加した。
オプティカルコンポーネント事業は売上高223億5,900万円(5.1%増)、営業利益15億8,000万円(43.7%減)。微小レンズと監視カメラ用レンズが堅調だったが、デジタルカメラモジュールの単価下落により、減益となった。
ライフケア事業は売上高290億8,600万円(4.7%増)、17億4,900万円(51%減)。医療用内視鏡で競合メーカーの攻勢を受け、売上原価率が上昇した。
なお、通期見通しに変更はなく、売上高1,590億円、純利益33億円としている。
■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
第3四半期決算(PDF)
http://www.pentax.co.jp/japan/company/ir/semi/soa/pentax_200703_4h3.pdf
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( 本誌:田中 真一郎 )
2007/02/02 15:13
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