| カシオ計算機株式会社は1日、2007年3月期第3四半期(2006年10月~12月)までの連結業績を発表した。売上高は4,468億2,400万円(前年同期比7.1%増、以下同)、営業利益は333億2,200万円(16%増)、純利益は169億7,900万円(12.9%増)。好調なデジタルカメラなどに支えられ増収増益となった。
 
 デジタルカメラを含むエレクトロニクス事業は、デジタルカメラ「EXILIM」シリーズの海外展開による販売拡大に加え、電波時計、携帯電話などが好調に推移し、売上高3,806億1,800万円(12.8%増)、営業利益369億7,800万円(35.4%増)となった。
 
 デバイスその他事業は、TFT液晶の単価下落やカシオマイクロニクスの減収により、売上高662億600万円(17.1%減)、営業利益5,100万円(99.1%減)の減収減益。
 
 デジタルカメラ、電子辞書、電波時計の利益率が大きく改善し、デバイスその他事業の減収分を吸収した。
 
 2007年3月期(2006年4月1日~2007年3月31日)の連結業績予想は、売上高6,300億円、経常利益460億円、純利益275億円で、2006年11月1日発表の前回予想を据え置いた。デジタルカメラをはじめとするエレクトロニクス機器事業における想定以上の好調を踏まえ、デバイスその他事業の減収カバーなど、予定通りの進捗状況にあるためとした。
 
 ■ URL
 カシオ計算機
 http://www.casio.co.jp/
 2007年3月期第三四半期財務・業績の概況(PDF)
 http://www.casio.co.jp/ir/pdf/tanshin_j/200612/tansin-07_3rd_all.pdf
 
 
 ( 本誌:武石 修 )
 2007/02/01 19:08
 
  
 
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