三洋電機、小型液晶事業から撤退

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三洋電機、小型液晶事業から撤退

～三洋エプソンイメージングデバイスはエプソンの100%子会社に

　三洋電機株式会社(以下、三洋電機)は13日、三洋エプソンイメージングデバイス株式会社の全株式のうち、三洋電機が保有する株式を、セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)に譲渡すると発表した。

　三洋エプソンイメージングデバイスは、小/中型液晶ディスプレイの開発、製造、販売のために、三洋電機とエプソンの合弁会社として2004年に発足した。しかし、競争激化により事業計画が未達成となったため、エプソンによる構造改革が必要と判断したとしている。

　なお三洋電機は11月24日発表の中間期決算において、コンポーネント事業が黒字転換した一方で、三洋エプソンイメージングデバイスの液晶事業が大幅に減少し、通期予想も下方修正している。

　三洋電機は同社の持分である45%の株式をすべて、28日付けでエプソンに譲渡する。三洋エプソンイメージングデバイスは、エプソンイメージングデバイス(仮称)に社名を変更するほか、人事機構改革を実施する。具体的には8つの統括部/統括室と36の部門を12部門に再編し、管理職数の削減、営業/開発設計機能の抜本的見直しにより意思決定のスピードアップや経営効率化を図る。さらに、低温ポリシリコンTFTの開発設計を強化する。

■ ＵＲＬ
　三洋電機
　 http://www.sanyo.co.jp/
　ニュースリリース(三洋電機)
　 http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0612news-j/1213-1.html
　エプソン
　 http://www.epson.jp/
　ニュースリリース(エプソン)
　 http://www.epson.jp/osirase/2006/061213.htm
　三洋エプソンイメージングデバイス
　 http://www.sanyo-epson.com/
　ニュースリリース(三洋エプソンイメージングデバイス)
　 http://www.epson.jp/osirase/2006/061213_2.htm

（本誌：田中真一郎）
2006/12/13 18:24

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