キヤノン株式会社は26日、2006年12月期第3四半期の連結業績を発表した。売上高は、前年同期比12.5%増の9,879億6,900万円。営業利益は20.3%増の1,726億8,600万円、純利益は14.9%増の1,155億8,700万円。
カメラ事業では、「EOS Kiss Digital X」が好評を博すとともに、交換レンズの売り上げが伸びた。コンパクトデジタルカメラにおいては、IXY DIGITAL 800 IS/80/70を中心に売上が順調で、デジタルカメラ全体での売上高は30%近い伸張率を得たという。そのほかビデオカメラ機器をあわせ、カメラ事業の営業利益は、前年同期比38.1%増の674億円となった。
インクジェットプリンタを含むオフィスイメージング機器は、売上高が6.9%増の6,395億円、営業利益が5.1%増の1,391億円。単機能プリンタの台数減と価格低下を受けたものの、中級機の「PIXUS MP500」や、海外モデルの「PIXMA MP160」といった複合機の台数が伸び、消耗品も好調だったという。
半導体露光装置が堅調に推移した光学機器およびその他の事業は、売上高が46.9%増の1,133億円。営業利益が55.6%増の144億円。
2006年通期については、売上高を上方に修正する一方、利益を前回予想に据え置いている。修正後の業績予想は、売上高4兆1,400億円(前回予想より10.3%増)、税引前当期純利益が7,000億円、当期純利益が4,400億円。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
2006年12月期第3四半期決算短信
http://www.canon.co.jp/ir/conf2006q3/
( 本誌:折本 幸治 )
2006/10/26 18:34
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