セイコーエプソン株式会社は18日、2007年3月期(2006年4月1日~2007年3月31日)の連結業績予想を下方修正した。修正後の売上高は、4月25日に公表した1兆5,550億円から8.1%減(前期比、以下同)の1兆4,290億円となる。営業利益400億円、経常利益400億円、純利益140億円に修正はない。
なお、修正後の中間期の業績予想は。売上高が4.1%減の6,773億円、営業利益が945%増の209億円、経常利益が593.3%増の208億円。純利益はマイナス110億円から400億円への黒字転換を見込む。
上期における減収予想は、アモルファスTFT液晶ディスプレイの需要が予想を大幅に下回ったことなどが理由。一方、増益については、地域ごとの商品セグメンテーションを推進したインクジェットプリンタ事業が功を奏したほか、各事業におけるコストダウン活動、固定費削減、円安などの効果がもとになっている。
下期の減収予想は、携帯電話を除く液晶ディスプレイの需要が引き続き伸び悩み、さらに携帯電話市場でも客先需要変動などによる大幅な減収を見込んだため。また、期中に年末商戦を迎えるインクジェットプリンタ市場については、引き続き競争激化による価格低下を予想している。
■ URL
エプソン
http://www.epson.jp/
ニュースリリース
http://www.epson.jp/osirase/2006/061018_3.htm
( 本誌:折本 幸治 )
2006/10/18 19:03
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