【Photokina 2006】そのほかの国内メーカー編

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【Photokina 2006】
そのほかの国内メーカー編

～リコーブースには謎の製品

■ リコー

　リコーブースで目につくのは、透明ケースの中、布で覆われた謎の製品。「2007」、「?」といった文字が記されたプレートがあり、2007年に何らかの新製品を発売することを示唆しているようだ。大きさはGR DIGITALより一回り大きく見えるものの、詳細は不明。同社には前回のPhotokinaでデジタル版GRの発売を予告し、予告通りGR DIGITALを発売した経緯がある。


発売予告か? GR DIGITALに続き、今回も新機種の発売を示唆	横から見たところ。上面に大きな出っ張りや厚みが見られないのでコンパクト機だろうか

　また、国内未発表のコンパクトデジタルカメラ「Caplio R40」も展示されていた。国内モデル「Caplio R30」の後継機と見られる製品で、28～160mm相当の光学5.7倍ズームレンズ、2.5型液晶モニター、SDメモリーカードスロットなどはそのままに、CCDを513万画素から600万画素に多画素化した製品。海外ではすでに発売済み。国内での発売は未定。

　なおブースの片隅には、おもむろに消防士のマネキンが立っている。これは防水・防塵・耐衝撃性能を持つ「Caplio 500G wide」をアピールしたもので、マネキンの首にはCaplio 500G wideが。この製品の撮影モードのひとつに「消防モード」があるためという。消防モードにすると高感度でかつ固定焦点になり、煙などでAFが合いにくい環境にも対応できるそうだ。


国内未発表のCaplio R40	CCDシフト式手ブレ補正機構を備えるCaplio R5の撮像素子周りを公開


Caplio 500G wide	500Gの消防モードにちなみ、消防士のマネキンをディスプレイ


海外では、GR DIGITALに主要オプションが付属する「CREATIVE SET」が流通している	CREATIVE SETの付属品。本体込みで800ユーロ

■ マミヤ

　Photokina 2006には、9月1日に発足したマミヤ・デジタル・イメージングによるマミヤブースも設けられている。ブースにはMamiya ZDに加え、フォトイメージングエキスポ2006でZD向けの交換レンズとして参考出品した「AF 75-150mm F4.5」を展示。今回も参考出品ということで、発売時期、価格とも未定となっている。

　さらに今回は、新レンズの「AF 28mm F4.5」も参考出品。Mamiya ZDに装着したときの焦点距離は、1.16倍の32.5mm相当(35mm判換算で19.5mm)となる。また、ZDバッグも参考出品の扱いで展示されていた。いずれも発売時期、価格は未定。


左からAF 75-150mm F4.5、今回初展示のAF 28mm F4.5	ZDバック。今回も具体的な発売時期は未定

■ エプソン

　26日にカラリオ新ラインナップを国内で発表したエプソン。Photokina 2006でも新機種が並んだ。さらに、新製品のHDDフォトストレージ「P-5000」を紹介。国内でも開幕初日に当たる26日に発表されたばかりで、Adobe RGB対応の4型液晶ディスプレイ「Photo Fine Ultra」をはじめ、80GB HDD、CFスロット、SDメモリーカードスロットなどを搭載。会場でも液晶ディスプレイの美しさをアピールしていた。

　また、PictureMateシリーズは、日本でいうカラリオミーに相当するシリーズ。欧州でもコンパクトフォトプリンタの認知が進んでいるそうで、会場には複合機や単機能機並に多くの台数が設置されていた。また、PictureMateとパナソニックのHD出力付きフォトプレーヤー「DMW-SDP1」と組み合わせるなど、リビングでのデジタル写真の楽しみ方を提案していた。


P-5000	裏面

左からSDHC/SDメモリーカードスロット、CFスロット


3,200dpiのStylus Photo RX640	Stylus Photo RX560


PictureMate PM280。カラリオミーと異なり、本体色がシルバーになる	HD出力対応のメモリーカードプレーヤーとの組み合わせ例

■ ＵＲＬ
　リコー
　 http://www.ricoh.co.jp/
　マミヤ
　 http://www.mamiya-op.co.jp/home/camera/
　エプソン
　 http://www.epson.jp/
　 Photokina 2006
　 http://www.koelnmesse.jp/photokina/

■ 関連記事
・ Photokina 2006 関連記事リンク集（2006/09/28）

（本誌：折本幸治）
2006/09/30 17:02

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