ペンタックスはPhotokina 2006において、10月発売のデジタル一眼レフカメラ「K10D」をメインに出品。さらに、参考出品を予告していたDA★レンズ3本や、645 Digitalが人気を集めていた。
K10Dは、APS-Cサイズ相当の有効1,020万画素CCD、手ブレ補正機構「SR」、ゴミ対策機構「DR」などが特徴のデジタル一眼レフカメラ。発売中の「K100D」の上位機種に当たる。Photokina 2006では動作可能な状態で展示され、装着レンズの種類もバラエティに富んでいた。
また、開幕直前に同社がPhotokina 2006への参考出品を予告していた「DA★ 16-50mm F2.8 ED AL」、「DA★ 50-135mm F2.8 ED」、「DA★ 60-250mm F4 ED」は、ドーム状のアクリルケース越しに見ることができた。16-50mm F2.8と50-135mm F2.8は3月頃、60-250mm F4は2007年中の発売を予定しているという。いずれもF値固定の大口径レンズ(60-250mmはF4固定)のためか、思ったより大柄な印象。外観は高級感があり、ゴールドとDAを表すグリーンのラインがアクセントになっている。
いずれもKシリーズおよび*ist Dシリーズ専用設計のDAレンズで、高グレードを表す★(スタ―)を冠した製品は初めて。また、これまで同社の交換レンズラインアップに見られなかった、AF用超音波モーター用の電気接点を装備。超音波モータも内蔵していると見られる。
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DA★ 16-50mm F2.8 ED ALを装着したK10D
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DA★ 50-135mm F2.8 ED
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DA★ 60-250mm F4 ED
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K10D装着レンズ例。DA 12-24mm F4
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DA 14mm F2.8
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DA Fisheye 10-17mm F3.5-4.5
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こちらはK100DからSRを外した海外モデル「K110D」
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さらに、645AFマウントを採用する「PENTAX 645 Digital」もブース内にあった。こちらも参考出品を予告していた製品で、展示はアクリルケース内。これまでにもイベントで参考出品が見られた製品だが、同社は今後、搭載する撮像素子を3,000万画素相当にすることをあわせて発表している。外観はフォトイーメージングエキスポ2006のときから大きく変更していないようだ。発売時期は未定。
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今回もケース越しの展示となった645 Digital
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また、コンパクトデジタルカメラのOpitoシリーズも出品。日本でも秋冬モデルとして展開するOptio A20などを手に取ることができた。
そのほか、ペンタックスの歴史的な名機を集めたコーナーや、過去のCMを紹介するコーナーもあり、新製品だけにとどまらない、積極的なブランドアピールを行なっていた。
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1/1.8型1,000万画素CCD、ボディ内手ブレ補正のOptio A20
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コンパクトデジタルカメラ用のSRユニット
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ペンタックスの名機を展示したコーナー
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その横では過去のペンタックスのCMを再生していた
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ペンタックスデジタルセンターによるデザインコンセプトモデルも
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デザインモデルのひとつ、アサヒペンタックスIII
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■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
Photokina 2006
http://www.koelnmesse.jp/photokina/
( 本誌:折本 幸治 )
2006/09/28 12:41
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