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ビックカメラ、ラゾーナ川崎店を28日にオープン
~内覧会で関係者にお披露目
川崎駅に直結したラゾーナ川崎プラザ。手前で建設中の場所に10月、バスターミナルが完成予定
ビックカメラは25日、28日の「ラゾーナ川崎店」のオープンに先立ち、関係者を集めて内覧会を開催した。出店するラゾーナ川崎プラザは、JR川崎駅に直結した商業施設で専門店287店舗が入居する。
ビックカメラ ラゾーナ川崎店の売り場面積は、約3,660坪で、同商業施設のなかで最も広い。ラゾーナ川崎プラザは施設内に、分譲マンション667戸を擁する住宅ゾーンと、敷地面積約1万平方mを持つ業務ゾーン(オフィスビル建設予定)で構成されている。なお、約2,000台収容可能な駐車場を備える。
ラゾーナ川崎プラザは1階から5階までの5フロアがあり、ビックカメラは1階から4階を使う。駅からは2階フロアが直結し、改札口からルーファ広場と呼ばれる直径約60mのスペースを経て、プラザの入り口に繋がっている。
10月には、1階のラゾーナ川崎プラザ前にバスターミナルが完成予定のため、来館者の流れのメインは2階フロアが中心となることが予想される。そのため同店では2階フロアのみ、入り口を広くレイアウトし、店内の各コーナーへ入り口から斜めに直接来店できる導線をとったという。
同店の特徴は、柏店から打ち出してきた店舗コンセプトである「比較、体感、相談」の要素をさらに進化させたことだ。1階から4階までの各フロアで、そのコンセプトを実現した仕掛けを盛り込んでいる。
写真の奥がショッピングモールからの入り口。入ってすぐ右にキヤノン、ニコン、ソニーの各ブースがある
超望遠レンズを常設展示するのはビックカメラの店舗で初の試みだ。キヤノンでは、「EF 400mm F2.8L IS USM」、「EF 500mm F4 L IS USM」、「EF 600mm F4 L IS USM」を展示。もちろん実写可能だ
ニコンでは「Ai AF-S Nikkor ED 400mm F2.8 D II(IF)」、「Ai AF-S Nikkor ED 500mm F4 D II(IF)」、「Ai AF-S Nikkor ED 600mm F4 D II(IF)」を展示
2階入り口。川崎駅からプラザ内に直結したフロアで、このフロアのみ、各売り場に入り口から直接足を運べるように斜めに同線がひかれている
1階の入り口
キヤノン、ニコン、ソニーの各ブースの向かいに、パナソニック、ペンタックス、オリンパスのゾーンを設けた。その後ろにデジタル一眼レフとレンズのコーナーが続く
一眼レフカメラコーナーの奥にはフィルム、アルバム、カメラアクセサリーのコーナーを設置
カメラアクセサリーは、三脚、カメラバッグを中心に展示
パソコン消耗品コーナーも1階に展開
カメラ相談コーナーも売り場中央に設置
入り口からまっすぐ入った場所に書籍売り場がある
プリント受付窓口には、セルフプリントマシンのDNPが7台、カシオのLet’s Photoが2台、フジフイルムのフロンティアJoy-sが1台設置されているほか、フジフイルムのオーダーキャッチャーが4台用意されている
1階は、カメラおよびアクセサリー、パソコン周辺機器、酒類を置くが、ここでは従来のカメラコーナーに加えて、キヤノン、ニコン、ソニーの各ブース」を新設した。ゆったりとした展示スペースをとり、じっくりと実機を試して購入してもらおうという狙い。3社のレンズは受注生産品を除き、すべて在庫を持ち、すぐに体験できる。店頭価格100万円前後のキヤノンとニコンの超望遠レンズを常時陳列したのは、同社で初めての試みだ。
デジタルカメラの売り場面積は、既存店舗だとデジタル一眼レフに比べ、コンパクトデジタルカメラを広く取っているが、ここではキヤノン、ニコン、ソニーのカメラブースを入れると半々。これを除いても6:4でデジタル一眼レフの展示に力を入れている。
時期によりばらつきがあるが、同社の売り上げのなかでカメラは20%前後という。それが一眼レフの売り上げが伸びていることで、徐々に構成比が上がっているという。
このフロアでのもう一つの新しい試みは、各社メーカーブースの隣にある酒類売り場に設置したバーカウンターだ。週末にはカクテル作りをレクチャーするイベントを行なうほか、ワインセミナーなども行なう予定。
「カクテルを自分で作って楽しまれる方は少ないでしょうが、このカウンターで実際に作って試飲していただくことも考えています。もちろんお帰りに車を運転されない方に限りますが」。
酒類売り場に同社初となるバーカウンターを設置。カクテルセミナーやワインセミナーを行い、試飲も行う予定。ソフトドリンクを購入し、ここで飲むことも可能
2階はテレビ、ビデオ、携帯電話、PCなどを販売する。ここではフロア入り口正面に最新のパソコンを設置して、生活シーン別の用途提案を行なう「デジタルライフ提案コーナー」を設けた。書斎、kid’s room、リビング、和室を用意。今後、新製品の登場に応じて新提案を行っていくという。
もう1つ来店客の目を引きそうなのは「TBSストア」。ほかでは販売していないTBSグッズや、人気番組のオリジナルグッズが販売されている。TBSストアはラゾーナ川崎店を手始めに、各店に拡大させていくという。
ビックカメラはもちろん、家電量販店で初となるTBSストア。TBSとWebサイトでしか販売していないオリジナルグッズを扱う
デジタルライフ提案コーナー。「比較・体感・相談」のコンセプトをわかりやす来店客に伝える狙いもある
オーディオ、TVゲーム、CD/DVDソフトなどを扱う3階では、写真の高級オーディオ視聴コーナーと別に、同社初となる「最高級オーディオ体感コーナー」を備えた。100万円を越すアンプの音質を実際に聴き比べることができる
4階家電製品の売り場には、キッチンスタジアムを設け、調理実演を行う。このほか、実際にお湯が沸かせるエコキュート体感コーナーも同社で初めて設置した
ビックカメラ常務取締役営業本部長の塚本智明氏は、「かねてより魅力を感じていた川崎に出店できた。基幹店である有楽町店の品揃えを導入した。ファミリー客の来店が多いことを想定して、家電コーナー、ゲーム、CD/DVDなどの売り場面積を増やし、ゆったりと買い物ができるように構成した。」と説明した。新規客層が増えることを想定し、今後は反応を見ながら扱い品目を増やしていくという。
塚本智明氏
渡部勝義氏
川崎駅は1日42万人の乗降客があり、商圏人口は147万人を見込む。「有楽町店、横浜店とは棲み分けできる」とした。商圏については、「鉄道ならば東海道線、京浜東北線、南北線、京浜急行で30分圏内、自動車の場合は国道1号線、10号線、15号線で結ばれる30分圏内を想定している」と述べた。
店長の渡部勝義氏は38歳で、入社20年目。池袋本店、立川店を経て営業本部のまとめ役として活躍してきた。「地元に愛される専門店を目指す。ビル内が専門店の集合体なので、進化した専門店を実現していきたい」と抱負を語った。スタート時の従業員は210名(社員172名、アルバイト40名)。加えて、取引先の応援が入るという。
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URL
ビックカメラ
http://www.biccamera.com/
ニュースリリース
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/shopnews/release/kawasaki.jsp
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