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市川ソフト、JPEGをRAWのように扱える「SILKYPIX RAW Bridge」

~次期SILKYPIXに搭載予定、RAWとほぼ同じ機能を使用可能

SILKYPIX RAW Bridgeのロゴ
 市川ソフトラボラトリーは18日、JPEGやTIFFのイメージ画像をRAWデータと同等に処理する技術を開発したと発表した。RAW現像ソフトの次期「SILKYPIX Developer Studio」に搭載する。

 8bitのJPEGやTIFFを16bitに拡張し、「RAWデータとして処理する」という技術。同社では「SILKYPIX RAW Bridge」と命名している。JPEGおよびTIFFを16bit化する階調補完処理、線形リニア化、広再現色域マッピング処理を行ない、RAWファイルと同じ画像処理を施せる。

 現在のSILKYPIX Developer Studioシリーズでは、JPEGとRAWで利用できる機能が異なっている。RAW Bridgeを搭載することで、露出補正、ホワイトバランス調整、ノイズリダクション、シャープネス処理、高度な色変換技術、レンズ収差補正など、SILKYPIXの持つほとんどの機能が使用可能になるという。

 同社はサイト内で、RAW Bridgeでホワイトバランスを調整したJPEG画像を公開し、「フォトレタッチソフトで調整したものより的確な色再現が可能」としている。

 RAWデータは、カメラ内で12bitなどで記録されるのが一般的。非可逆圧縮で8bitのJPEGと比べ、PC上での後処理に強い。ただし、ファイルサイズが大きいのが難点だった。なおJPEGと異なり、TIFFは規格上16bitでの記録も可能。ただし、保存や表示は一部のソフトに限られる。

 SILKYPIX Developer Studioは、各社のRAWデータ形式に対応する汎用の現像ソフト。現在同社は、次期バージョンのテスト版として「HIMAWARI」を公開している。また、9日には次期バージョンと目される「3.0β」の公開を予告した。



URL
  市川ソフトラボラトリー
  http://www.isl.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/news060818.html

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( 本誌:折本 幸治 )
2006/08/18 18:58
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