カシオ計算機株式会社は3日、2007年3月期第1四半期における連結業績を発表した。売上高1,265億1,800万円(21.2%増、前年同期比、以下同)、営業利益55億4,400万円(55.5%増)、純利益26億5,900万円(8.9%増)の増収増益となった。
エレクトロニクス機器事業の売上高は1,090億円(34.8%増)、営業利益は67億円(79.5%増)。デジタルカメラ、電子辞書、時計、携帯電話といった戦略事業が総じて好調に推移した。特に、海外展開で拡大したデジタルカメラ「EXILIM」シリーズと、携帯電話「W41CA」が寄与したという。
そのうちデジタルカメラは、「EXILIM ZOOM EX-Z600」と「同Z1000」の販売が好調。国内シェア前年比が向上した。海外市場でも普及価格帯のスタイリッシュコンパクトモデルが売れ筋となり、順調に拡大したという。第1四半期はデジタルカメラだけで、売上高462億円、54億円の増収を達成している。
第2四半期以降はEX-Z1000を海外で本格展開するほか、さらに普及価格帯のモデルを投入する。第2四半期以降も計画通りの利益率達成を見込む。
デバイスその他事業は、カシオマイクロニクスの減収を受け、売上高174億円(25.7%減)、営業利益0.5億円(96.6%減)。
■ URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
平成19年3月期第1四半期財務・業績の概況(PDF)
http://www.casio.co.jp/ir/pdf/tanshin_j/200606/tansin-07_1st_all.pdf
2006/08/03 19:03
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