松下電器産業株式会社は26日、2006年度第1四半期(4月1日~6月30日)の連結業績を発表した。売上高は2兆1,369億円(4%増、前年同期比、以下同)、営業利益651億円(41%増)、純利益358億円(7%増)。
デジタルカメラを含むAVCネットワーク分野は、売上高8,778億円(4%増)。デジタルカメラやプラズマテレビなどのデジタルAV商品が売上を伸ばし、映像・音響機器部門だけをみると14%増となっている。なおAVCネットワーク分野のうち、情報・通信部門は3%減となっている。パソコンやカーエレクトロニクスが前年を上回ったものの、携帯電話が国内外で減収になったため。
デバイス分野は、一般電子部品、半導体、電池、モーターなどが好調に推移。売上高は7%増の2,701億円となった。
AVCネットワークを除く各分野の売上高は次の通り。アプライアンス分野が3,137億円(2%増)、電工・パナホームが3,674億円(7%増)、日本ビクターが1,502億円(1%増)、その他分野が1,577億円(5%増)。
利益面では、グローバルな価格競争の激化や原材料価格の高騰といった影響を、増販効果や経営全般にわたるコスト合理化の推進で吸収した。
これらをふまえ、同社は中間期の業績予想を上方修正している。売上高が900億円増の4兆3,400億円(2%増)、純利益が200億円増の900億円(40%増)。通期の見通しに変更はなく、売上高8兆9,500億円、純利益が1,900億円となっている。
■ URL
松下電器
http://panasonic.jp/
2006年度第1四半期連結決算概要
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060726-7/jn060726-7.html
( 本誌:折本 幸治 )
2006/07/26 18:30
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