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【イメージングエキスポチャイナ2006】
三社三様の大手メーカーブース
~富士フイルムが日本未発表の顔認識搭載「FinePix S6500FD」を展示
会期:7月13日~16日
会場:上海国際展覧中心
13日(現地時間)より、中国 上海において開幕した「Imaging Expo China/Interphoto Shanghai 2006」(イメージングエキスポチャイナ 2006)は、初日から多数の来場者を迎えた。
会場は約6,000平方mのフロア2層で構成されており、1階にKodak、キヤノン、富士フイルムの3大メーカーを始めとする大規模なブースが、2階には中国国内からの出展を主とする小規模なブースが並ぶ。
ここでは3大メーカーのブースをレポートする。
多数の来場者が列をなした
1階は大規模ブースが占める
2階はプロ用機材や撮影用品など、小規模ブースが多数並ぶ
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富士フイルムは日本未発表のFinePixも
富士フイルムブースのメインはFinePixシリーズとデジタルミニラボ。FinePixシリーズはブースの中でも会場入口近くに置かれ、より目立つ展示となっている。
ここではほかの展示会でもおなじみになった、FinePix F30による高感度撮影体験コーナーのほか、FinePix S3 Pro、FinePix S9500(日本名S9000)、FinePix F30などの実機が用意され、手にとって操作できるようになっている。
日本人として興味深いのは、日本未発表の「FinePix S6500 fd」。35mm判換算で28~300mm相当の高倍率ズームレンズとEVFを搭載した、いわゆる「ネオ一眼」タイプのカメラだ。「Super CCD」と表記される撮像素子は有効画素数630万画素で、最高感度はISO3200。スーパーCCDハニカムを搭載しているものとみられる。
FinePix S6500 fd
単三電池4本で駆動
記録メディアはxDピクチャーカード
28~300mm相当の10.7倍ズームレンズを搭載
高倍率ズーム機初のISO3200対応機というだけでも興味深いが、このカメラにはもうひとつ、「顔サーチ」という新機能も搭載されている。シングルAF時にEVFの脇にある専用ボタンを押すと、顔検出機能がオンになり、画面内の人の顔を自動的に追尾してくれるようになる。一度に複数の顔を検出することもできるが、最大いくつの顔を検出できるかは不明。検出した結果はAFや露出に生かされているものと思われるが、この点についてはっきりしたことはわからなかった。
FinePix S4ケタシリーズのミドルレンジモデルとなるが、ズームやピントは鏡胴のリングで操作するなど、ハイアマ層に支持されそうな仕掛けもあり、日本での発表が楽しみな機種といえる。
EVFの脇にあるのが顔サーチ用のボタン
顔サーチ中の画面。2人の顔を検出している
もうひとつ日本未発表機種として、FinePix F20という製品も展示されていた。こちらはF30と同様のボディながら、最大感度がISO1600に抑えられているなど、F11相当の機能を備えているものと思われる。
FinePix F20
FinePix F20(背面)
左がF30、右がF20
被写体ブレへの強さをアピールするF30のデモ
暗所でのF30のデモ
コンパニオンが乗っているのはセグウェイ
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Kodak、キヤノンはプロ向けの展示
Kodakとキヤノンは主にプロ向けの展示を行ない、コンパクトデジカメはまったく展示されていない。が、プロ向けといっても2社の方向性はまったく違う。
KodakはDurstの大型プリンタを展示し、大中規模ラボ業務向けのソリューションを展示しているのに対し、キヤノンはプロカメラマン向けにEOS-1Dシリーズ、EOS 30D、EOS Kiss Digital N(こちらでは350Dと呼ばれる)などの撮影機材を展示。また、PIXIMA(日本名PIXUS)シリーズのインクジェットプリンタや、大判インクジェットプリンタ「ImagePROGRAF」シリーズなど、中小ラボ向けのソリューションを展示している。
キヤノンの現地法人によれば、中国では記念撮影などの需要が大きくのびているため、プロ向けにフォーカスした展示やマーケティングを行なっているそうだ。
Kodakのブース
プロ向けのソリューションを展示
キヤノンのブース
EOS Digitalシリーズのハンズオンコーナー
レンズやアクセサリーの展示も
imagePROGRAF
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URL
イメージングエキスポチャイナ2006
http://www.imaging-expo.com/
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/07/13 20:51
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