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NECソフト、業務用顔写真トリミングソフト

~NEC独自の顔検出技術を利用

FacedePhotoEditor V.2.0
 NECソフトは、業務用顔写真トリミングソフト「FacedePhotoEditor V.2.0」(フェイスデフォトエディター)を19日に発売した。製品の出荷は7月初旬。価格は1,000人分まで使用可能な「1,000カウンタ」が95,000円、「3,000カウンタ」が16万円、「5,000カウンタ」が19万円、「10,000カウンタ」が28万円。対応OSはWindows 2000/XP。

 FacedePhotoEditorは、顔写真付きの社員証、学生証、運転免許証、パスポートなどを作成する際に、写真中の顔のサイズや明るさを一定に揃えるソフト。トリミングのロジックとしてNECの顔検出および照合エンジン「NeoFace」(ネオフェイス)の顔認証技術を使用しており、画像補整のためのロジックにはNECの「PictMagic」(ピクトマジック)の画像補整技術を応用した。

 出力画像のサイズと顔の大きさおよび位置を指定して、複数画像から一括して切り出す「自動/手動トリミング機能」を備えるほか、オプションで顔の特徴量データを約3KBで生成し、顔特徴量データをICカードに書き込む「顔認証データ生成機能」が利用可能。顔認証データ生成機能は同社の入退室管理システム「BiodePass」(バイオデパス)と連携が可能。


元画像 顔検出、拡大縮小、画像補整、トリミングを行なう 完成画像

 最新版では上記に加え画像の明るさ、コントラスト、シャープネス、鮮やかさを自動補正する「自動画像補整機能」を搭載した。また、自動でトリミングした画像でエラーとなった画像を、再度手動で補整することが可能になった。さらに手動トリミングでは画像の傾きを補正できるようになった。

 そのほかトリミング後の画像のサイズを、指定したファイルサイズ以下にすることが可能になり、ICカードなどに格納可能な顔写真の作成が可能になった。これにより、BiodePassと連携する際の認証速度と精度が向上するという。



URL
  NECソフト
  http://www.necsoft.com/
  ニュースリリース
  http://www.necsoft.co.jp/press/2006/060619.html


( 本誌:武石 修 )
2006/06/19 19:53
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