デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

カシオ、デジカメなど好調で3年連続の過去最高収益


 カシオ計算機株式会社は10日、2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)の連結業績を発表した。売上高は5,803億900万円(3.8%増)となり、4期連続で増収。純利益は10.3%増の237億4,500万円。ともに3期連続で過去最高を記録した。1株あたり3円増額の増配も行なう。

 デジタルカメラを含むエレクトロニクス機器分野は、売上高が256億円増の4,734億円、営業利益が56億円増の431億円。海外でのスタイリッシュモデルの販売拡大などにより、そのうちデジタルカメラ部門は150億円の増収、14億円の増益となった。売上高は2,138億円(7.7%増)。同分野に属する時計部門は710億円(3.8%増)、携帯電話などのMNS部門は1,398億円(6.5%増)となった。

 一方、デバイス・その他分野は、売上高1,068億円(37%減)、営業利益72億円(15億円減)。減収については、COF(チップ・オン・フィルム)を主力とするカシオマイクロニクス株式会社が20億円の増収となるも、TFTの単価下落による液晶事業が響いた。

 次期は、売上高6,200億円(6.8%増)、営業利益500億円(16%増)、経常利益450億円(15.6%増)、純利益270億円(13.7%増)を見込む。また、営業利益率を当期の7.4%から8.1%に引き上げ、「2008年3月期に10%以上」との目標を発表している。

 デジタルカメラは前期比150億円の増収を目標とする。有効1,010万画素CCDや2.8型液晶モニターを搭載したハイエンドモデル(EXILIM ZOOM EX-Z1000として4月に発表、5月下旬発売)を中心に、スタイリッシュジャンルのラインナップを強化。海外市場での拡大を進めるという。



URL
  カシオ
  http://www.casio.co.jp/
  平成18年3月期決算短信
  http://www.casio.co.jp/ir/library/results/


( 本誌:折本 幸治 )
2006/05/10 19:38
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.