リコーは26日、2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)の決算を発表した。これによると売上高は1兆9,150億9,000万円(前年比5.6%増、以下カッコ内は同)、営業利益は1,520億1,400万円(12.2%増)、純利益970億5,700万円(16.7%増)の増収増益となった。
同社の主力事業たる、オフィス向けのカラー複合機などを含む画像ソリューション分野の売上が前年比8.6%増の1兆4,466億円と好調だった。
デジタルカメラが含まれるその他分野では、光学ドライブやユニットなどを終了した光ディスク事業の売上が減少したため、分野全体の売上は前年比3.7%減の1,572億円となった。しかし、デジタルカメラは堅調に推移したとしている。
利益面では、販管費が4.6%増加したものの、複合機などが利益貢献率の高い製品が好調だったほか、コストダウン活動が功を奏した。また、円安により為替差益も増加した。
2006年度(2006年4月1日~2007年3月31日)の業績は、売上高2兆500億円(7%増)、営業利益1,700億円(11.8%増)、純利益1,060億円(9.2%)を予想。13期連続の増収と、過去最高益の更新を目指す。
■ URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
決算短信と補足資料
http://www.ricoh.co.jp/IR/financial_results/
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/04/26 19:36
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