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キヤノンMJ、2006年第1四半期は減収増益

~コンパクトデジカメの売上が減少

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、旧キヤノン販売)は20日、2006年12月期第1四半期決算を発表した。これによると、売上高は2,008億6,800万円(前年同期比0.9%減、以下カッコ内は同)、営業利益は71億4,200万円(16.3%増)、純利益は38億7,200万円(53.6%増)の減収増益。

 減収の理由を「オフィス複合機やコンパクトデジタルカメラの売上の減少」としている。また、増益に関しては「売上総利益率の向上、広告宣伝費や販売促進費などの販売費及び一般管理費が減少」したこととしている。

 セグメント別では、ビジネスソリューション事業が売上高1,220億2,800万円(3.4%減)。オフィス複合機とレーザープリンタのカラー機への移行が進み、モノクロ機が縮小した。

 コンスーマ機器事業は売上高542億7,100万円(2.7%増)。デジタル一眼レフカメラ「EOS 30D」がハイアマチュア層に支持され、順調に立ち上がったとしている。また、コンパクトフォトプリンタ「SELPHY」シリーズが、台数ベースで前年同期比2倍以上の伸長となった。

 産業機器事業は売上高245億6,900万円(4.4%増)。ステッパーやX線デジタルカメラ、無散眼底カメラが伸びたものの、眼内レンズや放送用テレビレンズが減少した。

 発表にともない、2006年中間期と通期の業績見通しが修正された。

 中間期はビジネスソリューションと産業機器の業績が前回予想を下回るため、売上高が前回より0.7%減、30億円減の4,200億円に下方修正されている。しかし、純利益は7.2%増、5億円増の74億円に上方修正されている。

 通期では産業機器が前回予想を上回ると予想し、売上高は1%増、90億円増の8,790億円。純利益は169億円に据え置かれている。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  キヤノンMJ投資家情報
  http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/index.html?jp=ir

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( 本誌:田中 真一郎 )
2006/04/20 18:12
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