広色域化をテーマにした参考出品としては、ソニーのxvYCC対応82型液晶テレビも会場で人気を呼んでいる。xvYCCはExtended Video YCCの略で、2005年10月にIECが承認、2006年1月に発行された色空間規格。静止画のsYCC規格と動画用規格を拡張したもので、放送用の色空間に対し、マンセル・カラー・カスケード」で約1.8倍の色彩を表現できるという。
82型テレビ自体は、すでに2006 International CESなどの海外イベントで公開済み。今回も参考出品という扱いで、具体的な製品化スケジュールは明らかにされなかった。解像度は1,920×1,080ピクセル(フルHD)、バックライトはRGBのLEDを用いた「トリルミナス」を採用する。