ニコンは30日、2006~2008年度(2007年3月期~2009年3月期)の中期経営計画を発表した。
これによると2008年度の目標は、売上高9,000億円、営業利益900億円で、営業利益率10%以上を目指す。
事業分野別では、半導体露光装置などを含む精機カンパニーが売上高3,100億円、営業利益380億円、営業利益率12.3%。カメラなどを含む映像カンパニーが売上高4,800億円、営業利益440億円、営業利益率9.2%。バイオサイエンスなどを含むインストルメンツカンパニーは売上高730億円、営業利益85億円、営業利益率11.6%。このほか新規事業などで370億円の売上を見込む。
主力事業の競争力強化、新規事業育成、合理化、財務体質の改善などにより、事業環境の変化に大きな影響を受けてきた体質から脱却し、「強いニコン」を作り上げるとしている。
なお映像カンパニーでは、デジタルカメラ市場において収益力を高め、新商品による市場創出を目指すとしている。また、2008年度にはデジタル一眼レフカメラにおいてシェア40%以上の獲得を目指す。
なお、研究開発費は2006~2008年度の3年間で、前3カ年比60%増の1,650億円を、設備投資は同20%増の1,000億円を投入。次世代露光装置や第2世代デジタルカメラの開発、生産性向上、新規事業創出などを行なう。
■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/news/2006/info0330_j.htm
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/03/30 17:27
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