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【PIE2006】マンフロットのお手軽三脚や、各種バッグの新製品が登場

~会場で見つけたアクセサリーいろいろ(その2)

フォトイメージングエキスポ2006(PIE2006)
会場:東京ビッグサイト
会期:3月23~26日


マンフロットのアマチュア向け三脚

マンフロット Modo 785SHB
 本庄ブースでは同社が取り扱うマンフロットブランドの三脚や、KATA(カタ)のバッグなどの新製品を展示した。

 マンフロットの新製品はアマチュア向けの軽量三脚「Modo」シリーズ。マンフロットといえば「重くて高価なプロ向け三脚」というイメージがあったが、Modoシリーズはアルミを採用し、比較的軽量で扱いやすい、アマチュアやハイアマチュア向けの製品となる。価格は未定だが、国産の同クラス製品と同レベルを目指すという。発売は6月以降。

 Modoシリーズの785SHBは高さが96.5cm(エレベータを伸ばすと114.5cm)だが、縮めると36.5cmになる小型三脚。重量は870gで、耐加重は1kg。グリップタイプの自由雲台やレバーロックを採用するほか、脚の開度を3段階で調節できる仕組みを備えており、最大開脚時は全高15.5cmとなる。

 マンフロット製品では、新型の雲台も参考出品されている。雲台を傾けると水平に復帰しようとする力が働くようになっており、カメラを取り付けて雲台を緩めたときなどに、カメラごと雲台が急激に傾くのを防げる。ビデオ用雲台では採用例があったが、スチルカメラ用では初めてという。

【お詫びと訂正】記事初出時、785SHBの縮めたときの長さを誤って表記しました。お詫びして訂正させていただきます。


縮めると15.5cmに
レバータイプで片手で操作できる自由雲台。クイックシュー仕様でレベルゲージ付き

エレベータ基部の円盤を回すと脚の開度を選択できる。開度を表わすアイコンが刻まれているのがわかるだろうか
参考出品の雲台

こちらはKATAの参考出品。従来のHB207をひとまわり小さくしたHB205
イスラエルから来日したKATAのデザイナー、ベリーナ・イズラエルさん

ナショナルジオグラフィックブランドの新製品

ナショナルジオグラフィックブランドの三脚
 本庄ブースのもうひとつの話題の製品は、ナショナルジオグラフィックブランドの三脚とカメラバッグ。ナショナルジオグラフィックはクオリティの高い写真を掲載する自然科学誌として有名だが、マンフロットとKATAのアウトドア向け製品のブランド名として使われている。発売は6月以降。

 三脚は基本的にマンフロット製で、ハイドロスタティック雲台もラインナップされるが、可動部分にホコリを防ぐための仕組みを備えるなど、マンフロットブランドの製品よりもアウトドア向けにアレンジされている。KATA製のカメラバッグは、すべてキャンバス製のもの。KATAといえばハードな新素材のバッグやケースが有名だが、キャンバス製の用品類の製造経験もあるのだそうだ。


ナショナルジオグラフィックのバッグ類 ナショナルジオグラフィックの雲台。可動部分が蛇腹で覆われている

ジッツォのトラベラーシリーズに一脚

 ケー・エフ・シーブースではジッツォのカーボン一脚「GM2560T」を展示。通常とは逆方向に脚をたたむことでコンパクトに収納できる三脚「トラベラー」シリーズに加わる一脚で、収納時36.5cm、伸長時142.5cm、重量320g、5段の一脚だが、耐荷重は4kgを確保している。


伸ばしたGM2560T。こんなに細くても耐荷重4kg
GM2560Tを縮めたところ

ナナオのカラーキャリブレーション対応ディスプレイ

 ナナオはPMA 2006に出品したカラーキャリブレーション対応液晶ディスプレイ「ColorEdge CE240W」を参考出品。24型ワイドで表示解像度は1,920×1,200ピクセル。米国での価格は1,700ドルと、この手の製品としては低価格。日本での発売時期や価格は未定。


エツミの女性向けカメラバッグ

 エツミの一押し新製品は女性向けカメラバッグ「スタジアムバッグ」と「ミニボストン」。持ちたくなるようなデザインのカメラバッグがない、という声にこたえて開発されたもので、一見カメラバッグには見えないが、中にはちゃんとカメラを保護するインナーバッグが入っている。スタジアムバッグにはピンクとブラック、ミニボストンにはゴールドとブラックが用意される。

 スタジアムバッグはダブルファスナーで開口部を大きくし、カメラなどを出し入れしやすくなっている。スタジアムバッグとミニボストンは小型のデジタル一眼1台とレンズ2本とアクセサリが収納可能で、価格はどちらも8,715円。スタジアムバッグミニは小型のデジタル一眼1台とアクセサリを収納可能で、価格は5,250円。どちらも4月下旬の発売を目標に開発中という。

 同ブースのもうひとつの女性向け新製品が「フレグランスハンドストラップ」。革製のハンドストラップだが、ストラップ取り付け部のアクセントの中にコットンが仕込まれていて、これに好みの香水をしみこませるというも。5色用意されて、価格は1,050円。


スタジアムバッグ
スタジアムバッグの内部

スタジアムバッグミニ
ミニボストン

フレグランスハンドストラップ。金属のアクセントに香水入りコットンを仕込む
デジタルカメラ用シリコンジャケット。松下電器LUMIX DMC-FX9用と富士フイルム FinePix F10/11用がある

あのマウンテンスミスがカメラバッグに進出

マウンテンスミスブランドの製品群
 エツミブースのもうひとつの話題は、アウトドア向けバッグとして名高いマウンテンスミスブランドのカメラバッグやケース。アウトドア好きな来場者から「ついにマウンテンスミスが……」との声が聞かれるという。価格は発売時期は未定。



韓国製の1.35倍ユニバーサルマグニファイヤ

 韓国KPS Designは1.35倍マグニファイヤを出品。3枚のレンズで構成される1.35倍マグニファイヤだが、カメラへの取付部品を取り替えることで、キヤノン、ニコン、ペンタックス、富士フイルム、コニカミノルタ、コダック、オリンパス各社のデジタル一眼レフに対応するという。まだ日本の代理店が決まっていないが、会場で1つ4,000円で購入できる。


香港製バッテリーグリップが日本でも?

 PMA2006レポートでもお伝えした香港JENIS PHOTO-FACILITYが、1階に広いブースを構えた。D50やD70/D70s用といった、純正にないバッテリーグリップが展示されている。D50用の価格は縦位置用レリーズボタン付きモデルが130ドル、レリーズボタン無しが90ドル、液晶ディスプレイとタイマー機能などが付いた高機能モデルが810ドル。まだ日本での販売が決まった様子はない。

 同ブースでは同社のもうひとつの製品である折り畳み式液晶モニターフードも展示し、販売も行なっている。


D50用バッテリーグリップ。これは高機能モデル
液晶モニターフード。液晶モニター周囲も覆ってしまうので、各機種のレイアウトにあわせたボタンが装備される


URL
  フォトイメージングエキスポ2006関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pie2006.htm


( 編集部 )
2006/03/25 22:54
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