フォトイメージングエキスポ2006(PIE2006)
会場:東京ビッグサイト
会期:3月23~26日
■ 近代インターナショナル、一眼レフに取り付けるデジタルビューファインダー
近代インターナショナルのブースでは、韓国SECULINEのデジタルビューファインダー「SC-V100」を展示している。
海外イベントで展示されていた製品だが、国内では今回が初めての展示。デジタル一眼レフおよび銀塩一眼レフカメラのファインダーに取り付けることができる。撮像素子は130万画素のCMOSセンサーで、液晶モニターは1.9型を採用する。
本体を360度回転させることが可能なため、縦位置、横位置を問わずにローアングルやハイアングル撮影ができる。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後の見込み。近代インターナショナルでは受注しだい出荷できるとしている。
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SC-V100
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一眼レフカメラに取り付けたところ
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縦位置撮影にも対応する
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■ スレーブ対応小型ストロボを出品したサンパック
サンパックブースでは、5月中旬に発売する新製品「PF20DX」を出品している。コンパクトデジタルカメラに最適なガイドナンバー20の小型フラッシュ。外部調光オートに加えて、5段階のマニュアル調光も可能。プリ発光キャンセル機能を備える。
内蔵パネルを使用することで35mm判換算24mmの画角をカバーする。電源は単四形電池2本でオキシライド、アルカリ、ニッケル水素充電池、ニッカド充電池が使用可能。カメラへの取り付けるためのブラケットが付属する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円弱の見込み。
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PF20DX
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背面
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デジタルカメラへの取り付け例
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■ ベルボンは本格的なアンブレラホルダーを出品
ベルボンブースのアンブレラホルダー「UC-5」は、市販の傘を支えて三脚のエレベータ部に取り付けるもの。同様のコンセプトの製品は従来から存在したが、三脚メーカーのベルボンが作っただけあって、がっちりとしたつくりになっている。取り付け部はクリップ式で、軽く握るだけで開くわりには、しっかりとした取り付けが可能。また、エレベーターの太さに合わせて4段階に調整できる。
市販の傘のほか、スタジオ用アンブレラも装着できる。価格はアンブレラ込み28,000円前後で、6月頃の発売を見込んでいる。
雪上での石突代わりとなるスノーシューも展示している。基本的にベルボンの三脚に対応するもので、脚部先端に装着。3種類のアダプタが付属し、手持ちの三脚にあわせて利用できる。こちらも6月頃の発売を予定。価格は未定。
スチルカメラ用雲台では、ロックレバーを大きなノブに変更した自由雲台「QHD-62」を参考出品。レバーよりも少ない力で操作できるという。
ビデオ用雲台「FHD-51Q」のバリエーションモデル「FHD-71Q」、「同61Q」、「41Q」も新製品としてアピールしていた。秋頃発売の予定。51Qは、オイルヘッドによるスムーズな操作が特徴で、71Q、61Qはその上位バージョン、41Qは小型軽量モデルになるという。発売は今秋。価格は未定で、61Qが2万円弱程度の見込み。
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UC-5の使用例
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装着部はクリップになっている
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スノーシュー
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裏面
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同梱のアタッチメントを三脚に取り付ける
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左が参考出品の自由雲台「QHD-62」。ロックレバーがノブになっている
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FHD-71Q
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FHD-61Q
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■ 早くもEOS 30D用水中ハウジングが
NEXUSブランドで一眼レフカメラ用水中ハウジングを展開するアンティスは、18日発売のキヤノン「EOS 30D」用ハウジングを早くも出品した。発売は5月頃を予定。価格は24万円程度になるという。また、EOS 5D用も4月を目処に発売。価格も30D用と同程度と見られる。
両製品で設計に共用部分が多く、大きく異なるのはウインドウとサドルぐらい。アンティスでは今後も設計と部材を共通化し、製品サイクルへの対応と、価格の低減を図りたいという。
キヤノン用の水中ハウジングの特徴は、前方ダイヤルの操作。ここにニコン用にはない工夫が盛り込まれている。本体側にかみ合わせるハウジング側のダイヤルを上下に調整可能にした。ユーザーによる微妙な位置調整が現場で可能になり、露出補正など頻繁かつ細かい操作が楽になるという。
そのほか、発表済みのD200用、F6用なども出品している。
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EOS 30D用水中ハウジング
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右上が前方ダイヤルを押さえつける機構
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EOS 5D用水中ハウジング
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■ フォトレック新作が人気の銀一ブース
銀一ブースでは、ドンケ、テンバ、クランプラー、フォックスファイヤーといったカメラバッグブランドを展示。どれも人気ブランドとあって、多くの来場者が詰め掛けていた。
中でもフォックスファイヤーは、3月発売のトートバック新製品が人気。オレンジの「カストル」とチャコールの「ボルックス」で、カメラバッグ然としていないバッグとして製品化したという。一見普通のトートバッグだが、内部には厚みのある保護材と間仕切りを装備。背面にはショルダーハーネスを備え、リュックとしても利用できる。価格はカストルが12,600円、ボルックスが10,290円。
リュックタイプの新製品としては、フォトレック40の後継にあたる「フォトレックピクシス」を出品している。内容量40lで、新作では三脚ホルダーの位置を左から、要望が多かった正面に変更した。会場にはチャコールとオレンジを展示。価格は33,600円。
「GTXフォトレックSPジャケット」も春の新製品のひとつ。 冬用ジャケットとして発売中の「GTXフォトレックSPジャケット」をベースに、春用としたもので、これもユーザーからの製品化希望が多かったという。
なお、クランプラーの新製品は、ミドルサイズメッセンジャーバッグ「バーニー・ラッスル・ブランケット」のクランプラー10周年記念モデル。
ブルーとホワイトの同シリーズ独特のストライプ柄は、ひとつひとつ人手で縫製されている。フラップをとめるベルクロとストライブも凝った手順で縫製されるため、量産が効かないという。フラップ裏には記念モデルであることが刺繍されている。日本に入荷するのはごく少数で、今月末に入荷するという。
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カストル(右)とボルックス(左)
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カストルの内部
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フォトレックピクシス
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GTXフォトレックSPジャケット
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限定カラーのバーニー・ラッスル・ブランケット
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■ 2.6秒/枚の高速昇華型プリンター
サイバーイメージング株式会社は、世界最速という「L判1枚2.6秒」の触れ込みで業務用昇華型プリンタを参考出品。実際に稼動デモも行なっている。
同社ではセルフプリント端末、DPEチェーン店などへの採用を働きかけているという。
ロール紙、リボンという組み合わせは従来の業務用サーマルプリンタと同様だが、ヘッドを4本内蔵するのが特徴。その分、全体のサイズは比較的大きい。初出品は3月開幕のCebit 2006で、国内では今回が初めての出品となる。
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L判2.6秒/枚の高速プリンター
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■ CIPAが爆発した模造バッテリーを展示
会場入口付近、アトリウムでは主催団体による告知が行なわれている。展示のうち衝撃的なのは、CIPAの「模造電池事故例」。爆発や出荷の危険性から、以前より同協会ではデジカメ用模造電池の危険性を指摘してきた。ブースにはバラバラに爆発した模造電池の姿が展示されている。
また、カラーラボ協会ブースでは、コダック「EasyShare V570」で撮影した画像の「ウルトラワイドパノラマプリント」が展示されている。V570の発売に合わせて始まったサービスで、コダック系の店舗で受け付けている。V570では最大3枚の画像をステッチできるが、ステッチ時のノリ白部分が作品によって異なる。これにあわせ、パノラマ画像の横サイズも可変するが、L判ロール紙で対応で可変サイズに対応できるのは、現在のところ、ノーリツ鋼機の機器だけだという。
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これが模造バッテリーの最後
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コダックのウルトラワイドパノラマプリント
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■ URL
フォトイメージングエキスポ2006関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pie2006.htm
( 編集部 )
2006/03/25 20:16
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