会期:2月26日~3月1日
会場:米国フロリダ州オーランド Orange Country Convention Center
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ペンタックスブース
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ペンタックスはPMA 2006会場の同社ブースにおいて、24日に参考出品を発表したデジタル一眼レフなどのモックアップをケース内に展示した。
■ *ist Dと同クラス? 1,000万画素デジタル一眼レフ
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1,000万画素のデジタル一眼レフカメラと21mmレンズ。ストロボは4月下旬に発売されるAF540FGZ
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レンズ交換式デジタル一眼レフカメラは、撮像素子が有効1,000万画素であること、秋に発売が予定されていることのみ公表されており、そのほかのスペックは一切明らかにされていない。しかし、展示機にはAPS-Cサイズ専用レンズ「DA 16-45mm F4ED AL」が装着されていることから、APS-Cサイズの撮像素子を採用してるものと思われる。
ボディの外観は同社初のデジタル一眼レフ「*ist D」のイメージを踏襲。操作系のレイアウトも*ist Dとほぼ同様。コントロールダイヤルはボディ前後に1つずつ用意され、背面十字キーの周囲には、*ist DではAF測距点選択用だったホイールが装備されている。したがって*ist D同様に中級機であることが予想され、*ist Dで好評だったペンタプリズムによる見やすいファインダーの搭載が期待される。
一方で「Fn」と記されたスイッチの新設や、より堅牢そうな電池室または記録媒体室のフタのロックなど、改善点も見受けられる。Fnボタンの横にレバーが新設されているのも気になるところだが、このレバーの機能も公表されていない。なお、液晶モニターのサイズも公開されていないが、2.5型程度と思われる。
なお、昨年韓国Samsung Techwinとデジタル一眼レフの共同開発を提携した際に、2006年秋には本格的な共同開発製品を発売するとしていたが、この1,000万画素デジタル一眼は提携以前から企画/開発されており、Samsungとの共同開発ではなく、ペンタックスオリジナルとされている。
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参考出品の1,000万画素機
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上面および背面
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Fnボタン右のレバーが気になるところ
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DA 16-45mm F4 ED ALが装着されている
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■ 薄型のAPS-C専用21mmレンズ
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smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited。レンズの下に見えるのが専用フード
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「smc PENTAX-DA 21mm F3.2AL Limited」(仮称)は、35mm判換算で31.5mmの焦点距離となる単焦点広角レンズ。マウントはペンタックスKAF。名称の「DA」が示すとおり、APS-Cサイズの撮像素子を搭載するデジタル一眼レフカメラ専用のレンズとなっている。
同社はすでにDA 40mm という「パンケーキ型」と呼ばれるデジタル専用の薄型単焦点レンズをラインナップしている。21mmは40mmほどの薄さではなく、パンケーキ型とも称されないが、それでもこのクラスのレンズとしては薄く、かつ広角であるため、ボディが小ぶりな*istシリーズとの組み合わせで人気を呼びそうな製品だ。
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いわゆる「パンケーキレンズ」を名乗れるほどの薄型鏡胴を実現
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レンズの新ロードマップも展示した
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■ PENTAX 645 Digital
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PENTAX 645 Digital
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「PENTAX 645 Digital」は同社製銀塩中判カメラ用のFA645システムのレンズが使用できる、レンズ交換式デジタル一眼レフ。コダック製の有効1,800万画素CCDを搭載することがすでに公表されているが、撮像素子のサイズは645判よりもやや小さい。
2005年のフォトイメージングエキスポで開発が表明され、3案のボディデザインから人気投票が行なわれた。今回展示されたモックアップは投票の結果を踏まえたうえで、デザインをリファインを行なったもの。本体サイズがフォトイメージングエキスポで展示されたモデルよりもひとまわり小さくなっている。
展示されたものはモックアップだが、開発中の試作機は同社製の銀塩645カメラから設計を一新、メカもデジタル専用に作り直されているという。
このほか同ブースではコンパクトデジカメOptioリーズや、デジタル一眼レフ*ist Dシリーズを展示している。
■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
PMA 2006
http://www.pmai.org/xpma2006/default.asp
PMA 2006関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pma2006.htm
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/02/27 14:46
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