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コニカミノルタが「フォトイメージングエキスポ2006」の出展辞退


PIE2006のポスターデザイン。駅貼りなど交通広告も行なう
 有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)など写真業界4団体は9日、3月23日に開幕するイベント「フォトイメージングエキスポ2006」(PIE2006)の詳細を発表した。

 同イベントは、CIPA、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会が主催する写真関連で国内最大のイベント。

 期間は3月23日~26日、会場は東京ビッグサイト西ホールおよびアトリウム。時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場料は一般1,000円、中学生以上の学生750円、小学生以下無料。事前登録・前売券は750円となっている。


今年はビジネスユーザーをより重視

 従来個別に開催していた4団体のイベントを統合、「フォトイメージングエキスポ」としてスケールアップしたのが前回のPIE2005。反面、プロシューマーとコンシューマーが混在するなど、運営の難しさも指摘された。今回のPIE2006ではそれらを踏まえ、30名の運営委員が15回の会議を持ち、トレードショートしての側面を高めたという。

 たとえば2階の「ビジネス・プロゾーン」には、1階を通らず入場できるようにした。その上でステージ関連を2階の一角にまとめ、2階へのコンシューマーの誘導も図るという。

 また、60講座以上の基調講演や特別公演、セミナーを設け、ビジネス向けの内容を充実させた。基調講演は、東大名誉教授の養老孟司氏による「脳と映像の地形図」と、同月尾嘉男氏の「イメージングの未来を語る」で、ともに初日に開催。月尾教授の公演内容は、会場内「フューチャーパーク」でもパネル展示などを行なう。ビジネスセミナーは、CIPAやGfK Japanの市場動向セミナーなど。

 基調講演、特別公演、ビジネスセミナーはすべて事前登録制。Web上でのみ申し込み可能で、事前登録は16日から開始する。

 引き続きコンシューマー向けのセミナーにも注力し、カメラ専門誌や趣味雑誌とのタイアップによるものや、デジタルを意識した写真用品セミナーを実施する。また、写真コンテストをテーマにしたセミナーも予定し、米美知子氏が講師を務める。


ニュージェネレーションパークには若手写真家のブックを閲覧できるカフェも登場 ピンホールカメラ体験会もあるキッズ&ファミリーフォトパーク 月刊カメラマンの恒例コーナーが撮影会に

 「パーク」と名付けられたテーマブースも2階に設けられる。上記のフューチャーパークのほか、若手写真家の作品をテーマにした「ニュージェネレーションパーク」、家族写真の楽しさを伝える「キッズ&ファミリーフォトパーク」を用意。「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」といったヒーローから、ドイツ展キャラクターのマウスも来場し、手持ちのカメラで記念撮影が行なえる。

 また、日本カメラ博物館所蔵のカメラ37点を展示するコーナーもあり、レプリカのウルライカをはじめ、希少カメラを展示する。


コニカミノルタは出展辞退、ソニーも見送りの予定

日本カラーラボ協会の尾花経久専務理事
 新規出展社は現在44社。そのうち24社が海外からの出展で、「国際化を目指し、ゆくゆくは(フォトキナ、PMAと並ぶ)3大イベントに並ぶイベントにしたい」(日本カラーラボ協会専務理事の尾花経久氏)との同イベントの目標に近づいたという。

 しかし国内では、写真事業からの撤退を発表したコニカミノルタが出展を辞退。前回ブースを設けていたソニーも出展社リストに含まれていない。コニカミノルタブースの跡地には、フォトコンテストの展示ブースや、プレスセンターが設けられる。

 なお各出展社には、「ブース外から大きく出て自社商品やサービスなどをプレゼンしない」、「音量は70dB未満、スピーカーの設置位置条件」などの事項が伝えられたという。これらはビジネスユーザーに向けた配慮といえ、カメラショー名物ともいえるモデル撮影については、出展社が個別に撮影モラルを指導するとのレギュレーションが加えられた。



URL
  PIE2006
  http://www.pie2006.jp/
  フォトイメージングエキスポ2005 関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2005/03/19/1223.html

関連記事
CIPA、総合写真関連イベント「PIE2006」の開催概要を発表(2005/05/12)


( 本誌:折本 幸治 )
2006/02/09 18:38
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