タムロンは8日、2005年通期の決算内容(2005年1月1日~12月31日)を発表した。これによると売上高は596億700万円(前年比5.9%減、以下カッコ内は同)、営業利益は48億300万円(33.5%減)純利益は42億2,500万円(35.9%減)。
事業分野別では、一眼レフカメラ用レンズを含む写真関連事業が売上高149億1,200万円(38.5%増)、営業利益17億8,800万円(262.9%増)。中判カメラからは撤退したが、デジタル一眼レフカメラ市場の伸張により、好調な業績となった。
コンパクトデジカメ用レンズなどを含むレンズ関連事業は、売上高338億円(23.1%減)、営業利益44億1,800万円(40%減)。ビデオカメラ用レンズ、デジカメ付き携帯電話用レンズユニットは好調だったが、コンパクトデジカメ市場が成熟し、メーカーによる在庫調整や価格競争の影響を受け、売上げ、利益ともに大幅減となった。
特機その他事業は、セキュリティ需要によるCCTVカメラ用レンズ、プロジェクター用レンズユニットの好調により、売上高108億9,400万円(26.7%増)、営業利益6億4,900万円(4.6%増)となった。
なお、2006年通期では売上高610億円、純利益35億円を見込む。
■ URL
タムロン
http://www.tamron.co.jp/
平成17年12月期決算短信(PDF)
http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/20060208.pdf
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( 本誌:田中 真一郎 )
2006/02/08 18:17
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