米Eastman Kodakは30日(現地時間)、2005年第4半期の業績を発表した。デジタル関連製品・サービスの売上が増加し、売上高は前年同期比12%増の41億9,700万ドル。また、2005年通年で初めてデジタル関連が銀塩感材事業を上回った。
第4四半期における全社の純損失(GAAPベース)は前年同期の5,900万ドルから5,200万ドル(11.9%減)に縮小。営業損失は1億6,100万ドル。
デジタル関連事業の売上が大幅に増加し、前年同期から45%増の26億7,400万ドルとなった。一方、銀塩感材事業は、21%減の15億1,400万ドルにとどまった。
会長兼CEOのアントニオ・ペレス氏は、「いまや当社はデジタルカンパニーとして事業を進めている。当四半期で2006年度に予定していた経営を前倒しで実施できた。銀塩感材事業からは、製造規模縮小によるキャッシュフローの恩恵も受けている」と語った。
2005年通年での売上高は142億6,800万ドル(前年比6%増)。純損失は5億5,600万ドルから13億7,100万ドルに増加した。これは繰延税金資産に対する評価引当分の11億円が含まれている。
利益減の要因は、事業再構築費用の増加(2億4,500万ドル)、リモートセンシングシステム部門の売却と事業廃止(3億2,500万ドル)、会計処理変更に伴う累積的影響(5,700万ドル)などをあげている。
■ URL
コダック
http://wwwjp.kodak.com/
ニュースリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0106/310106.shtml
( 本誌:折本 幸治 )
2006/02/01 14:46
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