三洋電機株式会社は18日、2006年3月期中間決算(2005年4月~9月期)を発表した。これによると、売上高は1兆1,874億8,300万円(前年同期比6.2%減、以下同)、営業利益はマイナス265億1,900万円、純利益はマイナス1,425億2,500万円。
同社では赤字決算の要因を、デジタル家電の競争激化や価格下落にともなう、携帯電話/デジタルカメラ/半導体などの販売不振としている。また純損失には棚卸資産の見直し156億円、債権の貸倒追加引当40億円、固定資産の追加減損365億円を含む。
事業部門別では、コンシューマ部門がデジタルカメラ、携帯電話の減少により、売上高5,628億円(9.2%減)。デジタルカメラの売上高は894億1,400万円(12.6%減)、電話機は1,783億7,900万円(9.6%減)。
海外で大型エアコンが増加したコマーシャル部門は売上高1,176億円(10.5%増)。
コンポーネント部門では太陽電池や二次電池などが増加したが、震災の影響が残る半導体や、事業再編された液晶、光ピックアップが減少し、売上高4,500億円(7.9%減)。
通期見通しは売上高2兆4,400億円、営業利益マイナス170億円、純利益マイナス2,330億円。9月の予想よりも営業利益と純利益が悪化している。
■ URL
三洋電機
http://www.sanyo.co.jp/
中間決算短信および補足資料(PDF)
http://sanyo.web-ir.jp/data/current/summarysubobj-133-pdf.pdf
平成17年度の中間期業績予想および通期業績予想の修正について(PDF)
http://sanyo.web-ir.jp/CACHE/japanese/library_tekiji.cfm
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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/11/18 18:13
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