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タムロン、デジカメ向けレンズなどが価格下落で減収減益に

~一眼レフ用交換レンズはデジタル専用が好調

 株式会社タムロンは、平成17年12月期第3四半期の連結業績を発表した。デジタルカメラ向けレンズやリアプロジェクションテレビ向け光学部品が価格下落の影響を受け、売上高429億5,500万円(前期比8.5%減)、営業利益39億3,500万円(29.7%減)の減収減益となった。

 写真関連事業は、デジタル一眼レフカメラの世界的な市場拡大にあわせ、上期に発売したデジタル専用レンズ「AF 18-200mm F3.5-6.3 XR Di II(Model A14)や、「AF 11-18mm F4.5-5.6 Di II(Model A13)」を中心に好調に推移。売上高は113億1,500万円(58.6%増)、営業利益は15億3,500万円(227.4%増)となった。

 レンズ関連事業は、ビデオカメラ用レンズが好調に推移したほか、携帯電話用レンズユニットが売上を伸ばした。しかし、デジタルカメラ用レンズが単価下落の影響を受け、売上高が30.1%減の234億6,600万円、営業利益が35.9%減の34億9,700万円と落ち込んだ。

 特機その他事業は、CCVカメラ用レンズが前年実績を上回った。プロジェクター用光学デバイス事業がリアプロジェクションテレビ向けの光学部品も売上に貢献。しかし、予想を上回る販売単価の下落の影響を受け、減益となった。売上高は81億7,300万円(30.5%増)、営業利益が1億9,100万円(67.8%減)。

 通期の業績予想に変更はなく、売上高580億円、純利益28億円を見込んでいる。



URL
  タムロン
  http://www.tamron.co.jp/
  平成17年12月期第3四半期の概況(PDF)
  http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/jp_20051104.pdf


( 本誌:折本 幸治 )
2005/11/04 17:43
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