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スペースシャトルディスカバリーにニコンの機材が採用


 ニコンは7日、8月9日(現地時間、以下同)に帰還した米国のスペースシャトルディスカバリー号に同社の機材が搭載されたと発表した。

 搭載されたのは、銀塩カメラ「F5」をベースにしたコダック製のデジタルカメラと、ストロボの「SB-800」。7月26日に打ち上げに成功、8月9日に帰還した「STS-114」ミッションにおいて使用された。同ミッションには日本人宇宙飛行士の野口聡一氏が搭乗、船外活動などを行なった。

 デジタルカメラはスペースシャトル機体後部に収納され、切り離した外部燃料タンクの異常を撮影した。また、専用のハウジングに収められたSB-800は船外活動で使用。船外活動でのストロボの使用は初めてとしている。

 また、国際宇宙ステーションからの撮影にもニッコールレンズが使用され、シャトルの耐熱シールドの点検にもニコンの機材が使われたという。

 同社のカメラ機材は、アポロ15号以降のすべての米国の有人宇宙飛行に採用。同社の米国現地法人はNASAに撮影機材の提供と、専門家による撮影のトレーニングなどを実施してきた。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2005/0907_nasa_01.htm


( 本誌:折本 幸治 )
2005/09/08 17:38
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