松下電器産業株式会社は28日、2005年4~6月期の決算を発表した。これによると売上高は2兆482億円で前年同期比3%減、営業利益は460億円で前年同期比6%増、純利益は334億円で前年同期比2%増の減収増益となった。減収の要因を、半導体などのデバイス分野の低迷としている。
主な部門別ではAVCネットワークが売上高8,462億円で前年同期比1%増。オーディオ機器などの低迷にもかかわらず、薄型TVやデジタルカメラ、PC、カーエレクトロニクスが好調だったとしている。
アプライアンスは売上高3,084億円で前年同期比3%減。電子レンジやエアコン、換気扇が順調だったが、松下電工株式会社への商品移管の影響などにより、減収となった。
デバイスは、売上高2,516億円で前年同期比13%減。半導体、一般電子部品、電池が減収となった。
なお、今回の決算を受けて、2005年4~9月の中間期見通しを、上方修正した。売上高は4兆1,900億円に、400億円増額。純利益は500億円に、150億円増額された。デジタルAV機器やエアコンの好調により、前回予想値よりも増益になったためとしている。
■ URL
松下電器
http://www.panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050728-1/jn050728-1.htm
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/07/28 20:44
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