米InfoTrends、北米デジカメ市場の成長率鈍化を予測

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米InfoTrends、北米デジカメ市場の成長率鈍化を予測

～求められる新機能、デジタル一眼は健闘

　市場調査会社の米InfoTrends/CAP Venturesは14日(現地時間)、2005年の北米コンシューマーデジタルカメラ予測を発表した。

　これによると、北米のデジタルカメラ市場の2004年の成長率は27%で、出荷台数は2,220万台。2005年には2,600万台の出荷が見込まれるが、成長率は16%に鈍化すると予測。2006年に出荷台数はピークを迎え、2,800万台以下となり、以降は減少していくとした。また、デジカメの世帯普及率は2004年の42%から、2005年には55%に達すると予想した。

　同社では、デジカメ出荷数の鈍化は成熟市場では自然な結果としており、今後は初購入需要から、買い替え需要への依存度が高まることを予想。買い替え層へのアピールポイントを、「より高い解像度、より長い電池寿命、より高倍率のズーム」としたほか、買い替えを促すより新しい機能として、同社が今後数年で一般的になると予想している無線LAN機能をあげた。

　また、デジタル一眼レフ市場にも言及。キヤノンのDigital Rebel(日本名 EOS Kiss Digital)と、ニコンのD70は、価格帯が高いのにもかかわらず、2004年に最もよく売れた機種とした。デジタル一眼市場は2005年には81%の伸びを予想している。

　2004年の米国におけるメーカー別売上ランキングは、Kodak、ソニー、キヤノン、オリンパス、富士写真フイルム、HP、ニコンの順で、2005年も上位3メーカーは順位を維持するだろうとしている。

■ ＵＲＬ
　 InfoTrends/CAP Ventures(英文)
　 http://www.infotrends-rgi.com/
　ニュースリリース(英文)
　 http://www.infotrends-rgi.com/home/Press/itPress/2005/7.14.05.html

（本誌：田中真一郎）
2005/07/15 17:11

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