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TAK Imaging、出力速度を高速化したプリンタ用システムLSI


 米TAK Imagingは27日、フォトプリンタおよび複合機向けシステムLSI「TAK S1」のサンプル出荷を開始した。ドライバやハードウェアを含む開発プラットフォームを用意する。

 「業界最高水準の出力スピードと画質を実現した」というプリンタ向けのSOC(システムオンチップ)。CPUにARM 926を採用し、最大512MBまでの16bit DDR SDRAMと最大32MBのフラッシュメモリに対応する。

 画像処理エンジンには、プリントエンジンへのデータ転送を中断させない専用バスを搭載。昇華型熱転写やインクジェットなどの方式を問わず、約4~5倍の高速出力を実現している。400万画素のデジタル写真データの印刷速度は、昇華型で約2.4秒、インクジェットプリンタで約4.6秒。

 画像処理としては、JPEGデコードや拡大、縮小、回転、反転、鏡像、ハーフトーンの各処理に加え、色空間変換も可能。

 また、USB 2.0ホストインターフェイスを搭載し、PictBidgeにも対応。さらにLCDコントローラとビデオ出力を搭載し、液晶モニターやテレビに印刷画像などを表示できる。メモリーカードインターフェイスにはVersaRISCプロセッサを採用する。ファームウェアの更新で新製品への対応も可能としている。外部機器バスも備え、Bluetoothや無線LANにも対応できる。

 同社は29日から東京ビッグサイトで開幕する「第8回組み込みシステム開発技術展(ESEC)」にTAK S1を出展し、デモンストレーションを行なう。



URL
  TAK Imaging
  http://www.takimaging.com/ja_JP/
  ニュースリリース
  http://www.takimaging.com/ja_JP/about/news/pr19_japanese.php


( 折本 幸治 )
2005/06/28 13:11
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