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CIPA、統計年鑑「日本のカメラ産業」を発売

~デジタル一眼の伸張に伴い、交換レンズも好調

 有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は「平成17年版 日本のカメラ産業(CIPA REPORT 2005)」を発売した。価格は3,700円。CIPAの直販のみで、送料として290円が必要。

 各団体や機関から発表されているカメラ産業関連の統計をまとめ、カメラ関連品目の統計ハンドブックとして制作された。

 今回の統計では、海外でのデジタルカメラの伸張が著しいのに対し、日本市場は停滞気味なのが顕著になっている。また、デジタル一眼レフの伸張、価格の下落傾向も目立つ。

 デジタルカメラの輸出数量は2003年が3,497万台、2004年が5,122万台と、約1.5倍に伸びたのに対し、国内出荷数量は2003年が844万台、2004年が855万台と、約1.01倍に留まっている。

 地域別の出荷数量では、欧州は2003年が1,450万台、2004年が2,176万台で約1.5倍の伸び。北米州が2003年は1,401万台、2004年が1,823万台で約1.3倍。アジアが2003年は486万台、2004年が817万台で約1.7倍の伸びとなっている。

 機種別の出荷数量では、デジタル一眼レフが2003年の85万台から、2004年は248万台と大幅に伸張。金額でも2003年の855億円から、2004年は1,861億円となっている。これにともない、交換レンズも474万台(707億円)から535万台(1,062億円)に伸びている。

 デジタルカメラの平均単価(出荷金額)は、2001年が37,000円、2002年が32,500円、2003年が28,200円、2004年が25,900円と下落の一途を辿っている。

 一方で交換レンズの平均単価は2001年から2002年は13,500円から12,900円に下落しているものの、2003年に14,900円、2004年に19,800円と上昇しており、ここでもデジタル一眼レフの伸張ぶりが伺える。



URL
  CIPA
  http://www.cipa.jp/
  平成17年版 日本のカメラ産業(CIPA REPORT 2005)
  http://www.cipa.jp/book/cipa_report_h17.html
  【2004年6月11日】デジカメは、総カメラ生産量の73.5%を占有(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0611/cipa.htm


( 田中 真一郎 )
2005/06/03 17:17
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