Wireless USB Promoter Groupは24日(現地時間)、ワイヤレスUSB規格の完成を発表した。今後はUSB規格を管轄するUSB Implementers Forum(USB-IF)において、認定作業やロゴライセンスなどが行なわれる。
Wireless USB Promoter GroupのJeff Ravencraft議長は「2005年末には最初のワイヤレスUSB製品が登場する。最初は独立したチップとして実装され、拡張カードや外付けアダプタ、組み込みモジュールなどさまざまな形式になる」と述べている。
ワイヤレスUSBは、現在PCなどの電子機器を接続するインターフェイスとして一般的なUSBを無線化する規格。通信距離3m以内で最大480Mbpsの転送速度を確保する。USB 2.0プロトコルと互換性を維持し、現在のUSB機器を無線化して使用することもできる。4月に東京で開催されたインテル株式会社の開発者向けイベント「Intel Developer Forum Japan 2005」では、デジタルカメラとPCやプリンタを接続するインターフェイスとして、ワイヤレスUSBのデモが行なわれていた。