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フォトイメージングエキスポ2005で展示されたマミヤZD
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マミヤ・オーピー株式会社は20日、2005年3月期(2004年4月1日~2005年3月31日)の連結業績を発表した。ICカードユニットや新札対応改刷機種の受注増で電子機器事業部門が好調、売上高は214億7,200万円(前期比53.8%増、以下同)となり、純利益4億2,700万円の黒字に転換した。
光学機器事業部門は14.5%減の売上高21億4,900万円。デジタル化への市場変化に対応するため、直販体制への切替や海外での販路見直しを視野に入れた代理店の活性化を図ったが、依然として厳しい状況にあるという。
発売予定の中判デジタルカメラ「マミヤZD」およびデジタルバック「マミヤZD BACK」については、「画質と色合いの調整改善に時間を要している」とし、当期での発売を見送ったとしている。
そのほか、スポーツ事業部門はゴルフ分野新ブランドの「AXIV」の認知と拡販に務めた結果、売上高は20.8%増の27億5,300万円となった。特機事業部門は、デジタル表面欠陥検査装置などのサンプル評価テストに時間がかかり、さらに設備投資の冷え込みが影響。売上高は21.1%減の2億8,900万円となった。ただし、踏切用遮断桿は順調に推移した。
次期の予想は売上高102億3,000万円、純損失2億9,500万円。早期にマミヤZDおよびZD BACKの発売体制を確立し、光学技術に小型精密レンズ、非球面レンズの加工技術などを融合させ、新分野の開拓を目指すとしている。
■ URL
マミヤ
http://www.mamiya-op.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.mamiya-op.co.jp/home/ir/kessan2005_05t.pdf
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・ 【Photokina 2004】マミヤ、一眼レフタイプの中判デジタルカメラ「マミヤZD」(2004/09/29)
( 折本 幸治 )
2005/05/20 18:55
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